西山ゆう子さんの情報サイトより(2020年5月1日)
https://yukonishiyama.com/shelter-covid19-preparation/
どうやって、シェルターを空っぽにしたのか
それぞれの施設によって、方法は異なると思います。
しかし、すべての動物が正式譲渡となった訳ではなく、預かりボランティアさんなど、通常とは異なる「今だけの非常事態」として、特別な枠を設けて、柔軟に対応した結果が大きいようです。
・引き取りを極力少なくしている
諸事情で飼えなくなった、引き取ってほしいという人には、今まで以上に強く説得し、せめてあと6カ月飼い続けられないか、などと延期してもらう。
・スタッフの家族・親戚・友達など、緊急事態であることを添えて、飼ってくれないかと強くお願いする
・預かりボランティアを増やす
普段よりも預かりボランティアになる資格を緩め、多くの人に預かり宅になってもらう。
・期間限定の預かりボランティア
6カ月だけなど、規制を設けて今までになかった特別枠をつくる。
など。
備えあれば憂いなし
みんな、この先どうなるのだろうと不安です。
「シェルターを空っぽに」というキャンペーンは、人それぞれ意見も異なり、賛否両論もあるかと思います。
すべてアメリカの真似をするべきとは思いません。
ただ、これから流行が長期化する世の中で、責任をもって動物愛護活動を続けると同時に、施設で働くスタッフやボランティアの安全を最大限に守らなくてはなりません。
「シェルターが空っぽ」といって喜んでいるアメリカのニュースは、ウソではありません。
しかし、いくらアメリカ人が楽観的でも先を考えず、家にいる時間が長くて寂しいからと、衝動的にシェルターに殺到したためではありません。
いろんなニュースが氾濫していますが、読む側も、報道する側も、その後ろで何が実際に起こっているのか、ちゃんと把握してほしいものです。
ぜひ、ご自分で保護活動をされている方は、今からできることを実行してほしいです。
西山ゆうこさんは、米国で獣医師として動物たちの医療に携わるかたわら、日本での動物虐待の認知を広めために、SNSでの情報発信や日本国内での講演会をおこなっています。
詳しく知りたい方は、下記URLより情報をご覧ください。
【西山ゆうこさんFacebook】
https://www.facebook.com/dryukonishiyama