副反応というデメリットも
ワクチン接種に伴う副作用発生率は0.5%ほどと言われています。
数時間以内に顔面のむくみ、発赤・痒みのほか元気消失・食欲低下などの症状が出ることがあります。
アレルギー症状は、遅いと半日位経ってから症状が出る事もありますし、非常にまれですが「アナフィラキシーショック」という重篤なアレルギー反応を起こすこともあります。
そのため、ワクチンはなるべく午前中に接種する事が推奨されています。
(夕方接種すると深夜に症状が出てしまう可能性もあるため)
病院によっては、ワクチン接種後15~30分ほどは院内に待機してもらっているところをもあり、新型コロナワクチンの接種と同じく、経過観察も重要です。
また、2〜3日は激しい運動を避け、1週間はトリミングやシャンプーをしないようにしましょう。
何種の混合ワクチンを接種するべきか?
わが家では、3年前まで8種や10種を打っていました。
あまり深くは考えず、なんとなく種類が多い方が安心ということからでしたが、3年前に今の先生にお世話になるようになり「東京都内で暮らして、近隣ドッグランへ遊びに行く程度なら5種で十分ですよ。」とアドバイスいただき、5種(その後6種)に変更しました。
しかし、昨年から山間部など自然豊かな場所へ行くことが増えたのをきっかけに、今年のワクチン接種から先生にも相談のうえ8種に戻しました。
その理由は、前述のノンコアワクチンの必要性を感じたためです。
また、血液検査による抗体検査を実施して抗体が十分にあれば接種しない方法もあります。
ワクチンアレルギーが出てしまった場合や無用なワクチン接種は避けたいと考える場合には、獣医師に相談して、抗体検査の証明書を出してもらうことも一案です。
混合ワクチンの種類は、毎年同じものを打ち続けるだけでなく、生活や犬の年齢・体調の変化に合わせて獣医師と相談しながら適切な接種を心がけましょう。