猫の飼い方
第1回 猫を飼う前に確認しておきたいこと
さて、今回は猫の飼い方についてお話ししましょう。
ぎゅっと抱きしめて可愛がるだけでなく、猫の生活を充実させてあげたいなら、知りたいことがたくさんありますよね。
ここでは、猫を飼うために必要なことを以下の順に説明します。
猫を飼うことを簡単に考えてはいませんか?
猫を飼うこということは、ひとつの命があなたの家にやってくるということです。つまり、その命を責任もって守らなければいけないのです。猫が好きだからと気楽に考えて飼い始めると、後に、飼いきれなくなってしまうかもしれません。
読者のみなさんにはいらっしゃらないと信じていますが、猫を飼いきれず捨ててしまう方がいます。
飼っている猫を捨ててしまうことは「動物の愛護及び管理に関する法律」に違反する犯罪にあたるのです。
猫を飼うにあたってご家族の理解は得られていますか?子どもの頃、子猫を拾ってきて、家族に怒られてもとの場所に戻してきた・・・なんて経験はありませんでしたか?
せっかく連れてきても、家族の反対にあって飼うことができない・・・ということになれば、猫も困ってしまいますね。
猫は家族です。猫を飼うことは家族を迎えることです。まず、家族の同意を得て初めて猫を飼うことができるのです。
猫を飼う前にもう一度自分に問い返してみましょう。家族と話し合ってみましょう。
猫を飼う際に、アレルギーの有無を考える必要があります。猫を飼いたいと思っても、生まれつき猫に対してアレルギーを持つ方もいます。
猫アレルギーの症状は、猫に近づくとくしゃみがでる、目や皮膚がかゆくなる、顔などが腫れる、喘息のようなひどい咳が出る、などです。猫アレルギーは、症状が出るのに時間の差こそありますが、猫に近づくと症状が出て、猫と離れると治る、という点でとてもわかりやすいです。
また、猫アレルギーがあるかどうかは、事前に皮膚科や内科、アレルギー科に行って血液検査をすることでわかります。
アレルギーにもいろいろな種類があるので、事前に電話で猫アレルギーの検査ができるか確認しておきましょう。
では、もし猫アレルギーがあると判明してしまったら、猫は飼えないのでしょうか。
必ずしもそうではありません。
猫アレルギーを持ちながら猫と共生している人、飼っている途中に猫アレルギーを発症しながらも、猫と楽しく暮らしている人もいます。症状の程度によっては、猫と暮らすことも可能です。
猫アレルギーだけど猫が好きという方。どうしても一緒に暮らしたいですか?それならばあきらめずに猫アレルギーの症状を減らす対策をしてみましょう。対策をすると症状がかなり改善されることもあります。
猫アレルギーは猫の毛やフケが原因となっていることが多いのでまずカーペットは避けましょう。猫アレルギーを引き起こすアレルゲンが溜まってしまうからです。
また、壁や床をこまめに拭いたり、部屋の掃除、猫のシャンプーをしてアレルゲンが溜まらないように気をつけましょう。
これだけで症状が改善されることがあります。空気清浄器を使うのも効果的です。
また、飼い主の免疫力が弱まっていると症状がひどくなります。ご自身の体調にも気をつかい、免疫力を強くするよう食事の採り方をみなおしたりするのも大切です。
次回は猫を飼うための環境や費用、また猫のお留守番について説明します。
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