健康・病気

ゆるっとワンコ薬膳のススメ 〜 がん(悪性腫瘍)のケア 〜 治療の強力なサポートとなる食養生と漢方

少しづつ秋も深まり、コスモスの開花や紅葉の便りが聞かれる季節になりました。
空気が乾燥してきていますので、気管の弱いワンコや飼い主さんには、特に辛い季節です。
加湿器を使ったり、豚肉や蓮根を食べて身体に潤いを与えてあげて下さいね。

今回は、『がん(悪性腫瘍)』のお話です。
東洋医学の知識や薬膳をつかい「どんなケアをしてあげるか?」「QOLを大切にする!」に焦点を当ててお伝えしていきます。

 東洋医学で「がん(腫瘍)」は「滞りが塊になったもの」

東洋学では「血」や「水」や「エネルギー」など熱の流れが、何かの原因で悪くなり、滞りが続く場所に塊ができて「がん(腫瘍)」になるといわれています。
ワンコの薬膳相談に来られる飼い主さんの中には「私が病気にしてしまった…」「もっと早く気付いていたら…」「普段から食事に気を付けていたら…」と嘆く方が多くいらっしゃいます。
もちろん、予防や食養生は大切です。
でも、いくら頑張って予防しても病気になってしまうことがあります。

がん(腫瘍)に限らず、愛犬が重い病気になってしまった時、後悔や悲しむ時間を最小限にして「どうしてあげることが良いか?」「できる事はあるかな?」と目線を変える事がとても大切です。
今回の「ゆるっとワンコ薬膳のススメ 〜 がん(腫瘍)のケア 〜」が、少しでも飼い主さんが気持ちを切り替える手助けになることを願っています。

 治療の選択はその子に合わせて

がん(腫瘍)の治療は、その子の体調・年齢・環境に合わせて選択していきます。
愛犬の負担を考え「治療しない」を選ぶ飼い主さんもいらっしゃいます。
積極的な治療をする・緩和治療をする・治療をしない、どの方法を選んでも簡単なことではないですし、その方法でよかったかを悩まれると思います。
私がお勧めしたいのは、治療の強力なサポートとなる食養生と漢方です。
無治療を選んでも同じです。
「食養生は強力な治療である」という言葉があるくらい「何を食べるか・どう食べるか」が大切なのです。

漢方は、その子の体質や腫瘍の場所で処方が変わります。
ペット用漢方を扱う漢方薬局にご相談されるのが一番いいと思います。
フードは、できるだけ消化の良いものを選び、手作りご飯はミキサーにかけるなどして消化に使うエネルギーを軽減してあげましょう。

ゆるっとワンコ薬膳のススメ 〜 がん(悪性腫瘍)のケア 〜《レシピ紹介》がん(腫瘍)の体に食養生

境谷真佐子

境谷真佐子

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(さかいだにまさこ)
タイ式ヨガインストラクター

「あるなら探せ。無ければ作れ」をモットーに、愛犬の快適な生活とお出かけを探求しています。 楽しいお出かけ情報や、グッズのリメイク術をご提案していきます。

愛犬小珠のブログ『小珠メモ』:https://ameblo.jp/umeran0412/
心臓病、パグ脳炎の小珠(こだま)との日々

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