一般的な暮らしの中、迷い犬や迷い猫に遭遇することは少ないと思いますし、そのようなことが増えてほしくないと願います。
しかし、万が一、迷い犬や迷い猫に遭遇した時、パニックにならない為に参考にしていただきたいことをまとめました。
迷子の犬や猫を保護することは、簡単なことではありません。
保護をした後のことを考え不安になるときは、迷子になっているワンコや猫さんの不安と必死な思いで探しているであろう飼い主さんのことを思ってみてください。
皆さんの少しの勇気が、迷子ペットと飼い主さんが再び出会える「架け橋」となることを願っています。
まずは保護をします</font color>
環境が変わり、迷い犬・猫がパニックになっていることがあります。逃げことで事故につながることもあります。十分注意をして保護しましょう。
健康状況を確認しながら、種類・性別・身に付けているものや体の色などの特徴を観察、そして鑑札や迷子札がついていないか、飼い主さんとこの子を繋ぐものを探します。
迷っていた時期が長い場合、怪我や体力が落ちていることもあります。
水分だけでも与えられるといいでしょう。
可能であれば、動物病院へ連れて行き健康チェックをしてもらってください。
連絡する場所は</font color>
警察署 | (拾得物扱い) 保護した場所に一番近い警察署・交番・駐在所に届けます。 警察署に連れて行った後、保護した権利を放棄してしまうと、警察署によっては飼い主返還以外に道がなくなります。 その場合、飼い主が現れないときは、保健所に移動され一定期間後、処分されてしまいます。 保護した権利を放棄しない場合、警察署での保護期間が過ぎた後、引き取り里親探しや預かり先探しをすることができます。 |
---|---|
動物愛護センター | 飼い主さんが届けを出している可能性があります。 犬・猫を預けてしまうと、一定期間後、処分されてしまいます。 |
保健所 | 飼い主さんが届けを出している可能性があります。 犬・猫を預けてしまうと、一定期間後、処分されてしまいます。 国立感染症研究所HP ・ 全国保健所一覧 http://idsc.nih.go.jp/hcl/index.html |
動物病院 | 迷い犬・猫を探している人が来院していないか確認します。 |
獣医師広報板HP内 迷子動物 都道府県別確認先一覧
http://www.vets.ne.jp/missing/pc/
小型~中型の犬・猫の場合は、保護場所から半径5~10キロの区域を担当する保健所全てと関係各所へ電話連絡をします。
大型犬は行動範囲が広くなりますので、その場合は隣の市町村・都道府県に範囲を広げ連絡した方がよいでしょう。
畜犬登録/狂犬病予防接種済み鑑札をつけていた場合は、動物管理センターに鑑札の番号を伝えると照会してもらえます。
マイクロチップが装着されているかもしれませんので、保健所・動物病院などで照合してもらいましょう。
保護期間中にすること</font color>
ポイント
・可能ならば、保護した場所の周辺で、リードをつけて散歩をしてみてください。
</font color>
散歩コースなどに入ると、自分の家を思い出して帰れる場合があるようです。
特に興味を示した場所やお家などがあれば、周りの方に聞き込みなどをしてみましょう。
ポイント
・ポスターを作り、保護をした地域の動物病院や公共の場に貼らせてもらう
ポイント
・迷子掲示板やネットを使って情報の公開範囲を広げる
</font color>
迷子犬・猫を見つけたとき、一番理想的な行動は、自宅や知人宅で一時保護をして、近隣の警察署や保健所に連絡、保護期限が切れるまでにポスターやネットで飼い主さんを探す。
そして、保護期限が過ぎても飼い主さんが見つからないときは、新しい飼い主さんを見つけることです。
これだけのことができる方は少ないかもしれません。
大切なことは「自分がその犬・猫のために何ができるか」を考えて行うことだと思います。
一つでもできることがないかを考えてみてください。
目の前にある命を助けるために。
[goron_pagenavi]
[Addlink_Matome twitter_text=”「ペットと共に暮らすために考えたいこと 第9回 迷い犬、迷い猫を保護したら」”]
[Addlink_Pagetop]
GORON 吉川奈美紀