日中は晩秋と思えない暖かな陽気が続いていますが、11月になり早朝の気温が10℃を下回るようになってきました。
ところで、この季節、草むらで遊ぶ犬や猫たちに危険な植物が潜んでいることをご存知ですか?
先日、友人のSNSに投稿されていたイネ科の植物と「ノギ」の写真、そして『イネ科のチカラシバにご注意』という言葉が気になり調べたところ、犬にとってとても危険な植物であることを知りました。
「ノギ」ってなに?
芒(ノギ、「ぼう」とも)は、コメ、ムギなどイネ科の植物の小穂を構成する鱗片(穎)の先端にある棘状の突起のこと (Wikipediaより)
簡単にいうと、公園や河川敷など草むらに普通に生えている雑草の種。
イネ科の植物の実を包む殻の先についている針のような細長いヒゲのことです。
とても小さな「ノギ」ですが、先端が細く尖り後ろに向かって段々と広がっているため、一度体内に入ると自然に外へは出てくることはありません。
*写真の植物名「チカラシバ(イネ科)」です。
いつもの散歩道でも見かける危険な植物
これらの穂が乾燥すると長い針のようなノギとなり、ふとしたときに犬の耳や口、皮膚から体内へ侵入することがあります。
その結果、除去のための手術が必要になったり、ときには命に関わることもあるのだそうです。
乾燥したチカラシバ
↓
その一部分「ノギ」
返しのついた針を持ち、触るとトゲトゲしく粘着感あり
チカラシバ(イネ科)を写真で見てから、いつも散歩をする公園内にも何箇所かでこのチカラシバが群生している場所があることに気づきました。
身近な場所に潜む危険な植物。
みなさんも散歩のとき、愛犬がこの雑草に触れぬようくれぐれもお気をつけくださいね。
そして、お散歩あとのボディチェックでノギの被害を防ぎましょう!