これから猫と暮らすことを考えている方、愛猫とより楽しく快適に暮らせる部屋づくりを考えている方がいらっしゃると思います。
今回では、ネコちゃんと暮らす、部屋づくりの基本ポイントをご紹介します。
注意点などもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
猫にとって快適な部屋づくりのポイントは6つ
〈 ポイント1 〉食事場所とトイレを離す
食事場所とトイレは、離しておきましょう。
猫は、本能的に排せつ場所から離れたところで食事を摂ります。
食事場所がトイレと近いとごはんを食べなくなったり、トイレを使わなくなることがあります。
そして、トイレの設置場所は、柱の陰や少し隠れた空間など、落ち着いて用を足せる場所が好ましいです。
〈 ポイント2 〉トイレは清潔に保ちましょう
猫は、とてもきれい好きです。
そのため、排泄後すぐキレイにしてあげることが理想です。
排泄物がそのままだったり、トイレが汚い状態だと、トイレ以外の場所で粗相してしまうことがあります。
ニオイ対策のために、月に1回位、トイレを丸洗いするとよりいいでしょう。
〈 ポイント3 〉自由に爪とぎできる場所を用意しましょう
猫が使いやすい場所に、爪とぎ器を設置しましょう。
寝起きのストレッチやマーキングで爪とぎをすることが多いため、いつも寝ている場所や出入り口ドア付近やソファなど、よく爪とぎをしようとする場所に爪とぎ器を用意するといいでしょう。
猫の爪とぎは生理現象で、排泄と同じくらい重要な行為です。
爪とぎで部屋を傷めないようにするためにも、爪とぎ場所をつくってあげましょう。
〈 ポイント4 〉快適な空調をキープする
猫は、暑いのも寒いのも苦手です。
猫にとって最適な温度は20~28℃、湿度は40~60%です。
ここを目安に、エアコンを有効的につかって空調をコントロールしましょう。
また、愛猫の毛の長さ・体格・年齢に合わせて様子を見ながら調節することも大切です。
エアコン以外にも、扇風機・電気ストーブ・こたつ・ホットカーペットなどがあります。
電気ストーブやこたつやホットカーペットは低温設定していても、低温やけどの危険があります。
気を付けて使っていきましょう。
〈 ポイント5 〉窓辺や高いところのくつろぎスペース
自分だけのくつろぎスペースをつくってあげましょう!
猫は、日当たりのいい窓際や、高い所などが好みです。
窓の近くにキャットタワーやキャットウォークを設置するのもいいですし、そのなかで複数あるお気に入りの箇所に、ベッドやクッションを置いてあげると気持ちよさそうにくつろいでくれます。
〈 ポイント6 〉さらにあるといい!猫が安心できる場所
猫は、狭くて囲まれたスペースが安心して大好きです。
段ボールで、猫の好きな狭くて隠れられるスペースを作ったり、押し入れやベッドの下、ソファーの下などにスペースを空けておくといいでしょう。
特に何匹も猫がいる場合、猫同士のケンカが起こりやすいので、ストレス回避のためにも隠れられるスペースを必ず用意してあげましょう。
部屋にあると危険!?猫にとって要注意なものをチェック
*観葉植物
観葉植物の中でもユリ科のものは、猫の口に入ると危険な猛毒になるので注意してください。
鉢植えの植物は、食べると危険な物質が混ざっている土や肥料もあるので、プランターカバーなどをつけて、猫に触れられないよう対策する必要があります。
*電気コード
細くて長い紐状ものをおもちゃにして遊ぶのが好きな猫。
電気コードに噛みついたり、爪でひっかいたりして、コードが破損し感電する恐れがあり大変危険です。
対策として、ボックス型のカバーで覆ったり、苦み成分のついたコードカバーを使用して、口に入れさせないような工夫をしましょう。
*ゴミ箱
蓋のないゴミ箱は、遊んでいるうちに、興味本位でゴミを口にいれて誤飲する危険性があります。
ゴミ箱は蓋付きのものにしておくと安心です。
また、安定したゴミ箱のほうが、ネコちゃんが飛び乗っても倒れる心配がないのでおすすめです。
*アクセサリーなど小物類
猫は、小さいアクセサリーや小物に興味を示し遊んだりすることもあります。
その際、誤飲する可能性も十分にあるので、猫が触れないように引き出しの中にしまって保管しておきましょう。
ネコちゃんの脱走を防ぐためにできること
猫は、網戸を爪で破って簡単に外にでてしまう可能性があります。
脱走対策で、網戸ストッパーやラティス・フェンスをとりつけておくと安心でしょう。
また、ベランダや玄関を開けた際の猫の飛び出しを防ぐには、ドアの開け締め時に、内扉にあらかじめ閉じ込めておいたり、ケージに入れておくなどしておきましょう。
普段から習慣化しておくことが脱走を防ぐことにつながります。
猫との暮らしは、猫の本能や習性を知っていくことで猫が快適に過ごす部屋づくりにつながります。
愛猫との生活を通して、その子の性格なども知る中で、徐々にお互いにとって快適な部屋をつくってみてください。
愛猫にとって快適なお部屋は、きっと飼い主さんにとって最適な住空間になってくれるはすですから。