今回は、これまで3頭の愛犬の看護・介護をしてきた中で、とても役に立ったものをご紹介します。
看護・介護中は、周りの方が教えてくださった情報に助けられたことも多く、我が家の経験が少しでもみなさんのお役に立てたらと思いまとめてみました。
タイルカーペット
シニア期に入った愛犬がいらっしゃるお家では、コルクマットをお使いの方も多いかと思います。
四角い形で汚れた部分だけ外せて洗えるというもの。
我が家でも、初代のラブラドールレトリーバーが16歳を過ぎ、高齢のため寝たきりになった時にコルクマットを使いました。
その時は、さほど気になりませんでしたが、後から考えると手洗いなのと、厚みがある分冬場は特に乾きが悪く、頻繁に交換する大型犬の介護用にはかなりの枚数を保有する必要がありました。
そこで2頭目の介護からは、カーペットタイプを使うことにしました。
厚みは、コルクマットより薄いですが、汚れたら下洗いして洗濯機で洗える。そして、乾きも早く重宝しました。
洗っても裏についた滑り止めが取れることもなく、薄いのでコルクマットより保管のスペースを取らないことも助かりました。
術後服
男の子用と女の子用があり、サイズ展開も豊富です。
背中でマジックテープを止める着脱しやすいつくりです。
避妊手術後にも有効でお腹の傷舐め防止はもちろん、患部の包帯、ガーゼの固定にも一役買ってくれます。
人間の赤ちゃん用オムツ
一番最初に犬にオムツを使った時は、犬専用のものを購入しました。
しかし、これが意外と価格が高いんです。
そこで友人から教えてもらったのが、人間用のオムツにしっぽを出す穴を開けて使う方法でした。
確かに、値段は犬用よりかなり安く、サイズも子供の月齢に合わせて色々あるので、犬の大きさ問わず使えます。
使い始めこそシッポの穴あけ位置に戸惑いましたが、慣れてくればシッポの位置ピッタリに穴を開けられるようになり、経済的にかなり助けられました。
足裏シール
これは、動物病院でも驚かれたグッズです。
3頭目の大型犬の介護中に、知り合いのトリマーさんから教えてもらい使い始めました。
犬の足裏に滑り止めがついたシールをそのまま貼るというちょっと驚きの商品です。
足腰が弱ってくると散歩や家の中の移動に踏ん張りがきかなくなりますよね。
靴という選択肢もあったのですが、それまで一度も履かせていなかったのでこのシールを使ってみることにしました。
嫌がらないか心配でしたが、まったく気にせず歩いてくれました。
はがす時は、サロンパスをはがす要領でそっとはがしてあげてください。
先日動物病院の看護師さんから「教えていただいた足裏シール、うちの病院でみなさんに紹介していて、大流行ですよ!」とのお話がありました。
インターネットで、”犬 足裏 シール”と検索すると出てきます。
サイズ展開もあります。
老犬のケア、病気や手術後の介護は、飼い主さんにも苦労の多い時間になると思います。
一番最初のラブラドールの老犬介護の時、私に余裕がなく、犬にそれが伝わって辛い思いをさせてしまったのではないかと今でも後悔しています。
ご紹介したものはあくまでも我が家での事例ではありますが、飼い主さんが少しでも楽にお世話でき、その気持ちのゆとりが愛犬との時間をより大切に使える一助となれば幸いです。