犬の涙やけは、その原因によって
・異物を取り除く
・原因病の治療する
・手術をする
・食事を変える
などの対処療法になります。
涙やけが気になったときは、まず動物病院に行き原因を知りましょう。
そして、必要に応じた治療とともに大切なのは、こまめなケアです。
今回は、涙やけになったとき注意したいこととケアの仕方についてご紹介します。
涙やけの予防とケアのポイント
・溢れでる涙を抑えること
・溢れてしまった涙への細菌感染を防ぐこと
犬の涙やけは、眼から溢れた涙やその涙に付着する老廃物、そこに繁殖する細菌などが関係しています。
溢れでる涙を抑えるためのケア
→ 外から目にもたらされる刺激を減らします。
・目元に目を刺激になる毛がある犬は、その毛をこまめにカットしましょう。
・お散歩のあと、目元に付着したごみを拭き取りましょう。
溢れてしまった涙への細菌感染を防ぐためのケア
→ 目元が湿っている状態が続くと雑菌が繁殖して炎症をおこします。できるだけ湿った時間を短くします。
・コットンなどをつかい目元の涙をこまめにやさしく拭き取りましょう。
・雑菌の繁殖を抑え炎症を防ぐ効果のある天然成分のケアスプレーを併用してもいいでしょう。
涙やけの原因が細菌感染による場合は、抗生物質の点眼薬も有効的です。
長期間使い続けることにより耐性菌の発生もあるため、獣医の診断を受けましょう。
体質的に涙やけになりやすい場合、食べるものを気を付けるのもひとつの予防法になります。
気を付ける食べもの
・添加物の少ない原料のフードや手作り食・手作りおやつに変えてみましょう
添加物などの代謝物が、涙の流れを詰まりやすくさせたり、変色しやすい涙にしているともいわれています。
・摂取するたんぱく質の種類を変える
赤みの強いタンパク質(馬・鹿・牛など)を避けて、白みのタンパク質(鶏・魚など)をとるようにする。
我が家の愛犬は、食事を変えることで涙やけが減りました。
手作り食や手作りおやつが難しそうに感じる方もいらっしゃると思いますが、やってみると意外と楽にできます。
気になる方は、こちらの記事もご覧ください。
『犬の手作りごはん 第1回 大らかな気持ちで手作りを始めてみよう』
https://goron.co/archives/1978
『犬のおやつ「ジャーキー」を手作りしてみよう!』
https://goron.co/archives/8502
サプリメントが効くこともあるので、かかりつけの先生に相談してみるのもいいですね。
涙やけは、さまざまな原因が複合的に重なりあい起きていることがほとんどです。
治療をして改善しても、また再発することも多くあります。
ひとつも方法にこだわりすぎず、動物病院で相談をしながら、日々のケアをしてあげましょう。