やっと暑さから解放されてワンコとのお散歩やハイキングが楽しい季節になりました。
秋は、ワンコと一緒に山や原っぱに行く機会も増えてくる季節ですが、ワンコにとって危険な植物が多くなる時期でもあります。
それは「ひっつきむし」と言われる植物です。
地域によって「どろぼう」「ばか」「ゲジゲジ」など、さまざまな呼び方をされる草の実。
(秋に実が熟すと草むらの中で実をつけたまま枯れてじっと待っている植物で、ワンコの毛やヒトの衣類にくっつく植物の種子の俗称)
運ばれるのは種そのものではなく、種をおおうネバネバした果実やかぎ針のような小穂である場合が多く、オナモミとかイノコヅチ、センダングサ、ヤブジラミなどいろんな植物があります。
ワンコや獣を運び屋として狙っているひっつきむし。
そんなひっつきむしの中でも「のぎ科」の植物には注意してください。
【芒(のぎ)とは】
コメ、ムギなどイネ科の植物の小穂を構成する鱗片(穎)の先端にある棘状の突起のこと /Wikipedia
芒による動物たち(犬や猫)の被害は、動物病院のサイトなどでも紹介されていますが、知り合いのワンコは実際に目に入ってしまったり、足裏の肉球に刺さってしまい、病院で処置してもらったことがあります。
大型犬のお友だちワンコは、目から2個の芒が出てきてびっくりでした。
被害を最小限にするために対策をしましょう!
芒には、黒くてみえなかったり白っぽくて分かりにくかったり、さまざまな種類があります。
草むらのお散歩やハイキングの後は、いつもより細かいワンコのボディチェックをおススメします。
我が家のワンコもお散歩中振り向いたら「なんで!?」ってくらいたくさんひっつきむしが顔についていたり、足先などに絡まっていることがあります。
その姿、なんだかかわいい~って思ってしまうのですが(私だけ?)
病院に行かなくてはならない状況にしないために、早めに全身チェックと除去をしましょう。(立耳のワンちゃんは耳の中も)
また、「野漆」という植物も意外と原っぱや公園の端に生息しています。
こちらも要注意です。
「漆」と名前についているだけに根や葉を切った時に出る汁は有毒で触るとかぶれてしまいます。
もちろん、そのような植物はワンコも要注意です。
紅葉で上を見ることが多いと思いますが、ワンコ連れの時は下に生えてる草もチェックしてくださいね!