薬膳ご飯でケア!!
「ワンコ薬膳のススメ」ですので、やはり薬膳ごはんでのケアもお勧めします。
今回注意したいのが
「身体に良いから、心配だから」と、様々なサプリメントや食材をどんどん追加してしまうことです。
特に、サプリメントが多過ぎると、消化の段階で身体が疲弊してしまい、吸収、分解されずに排泄されてしまうことです。
内臓が疲れれば心身共に疲れてしまいます。
サプリメントは、一度の食事で食事では1〜2種類にとどめ、必要なら1日おきに変えるなどしてあまり内臓に負担をかけ過ぎないようにしてあげてください。
季節の変わり目や湿度の高い時期は、特に注意が必要です。
** ワンコ薬膳レシピ紹介 **
《 心を落ち着ける肝ケアごはん 》
〈 材料 〉1食分
マグロ…51g(血合いなどのアラでOKです)
白米(炊いたご飯)…34g
キャベツ…7g
セロリ…7g
人参…7g
ジャガイモ…7g
しめじ…7g
※分量は我が家の愛犬小桃(8歳 シニア 7.9kg)を基準にしています。
※手作りご飯を与える時の一食分の目安は対象のワンコの頭の大きさです。体調や年齢を考慮して調整してください。
〈 下準備 〉
・マグロは骨があるなら取り除く。
・人参、ジャガイモは皮を剥く。
・食材は、全て「うちの子が食べやすいサイズ」に切っておく。
〈 手順 1 〉
人参、ジャガイモをお鍋に入れ、食材がしっかり浸かるくらいお水を入れて火にかけます。
〈 手順 2 〉
〈手順1〉に火が通ったらキャベツ、しめじ、マグロを入れ、更に加熱します。
〈 手順 3 〉
〈手順2〉に火が通ったら、ご飯、セロリを入れ、サッと加熱します。
〈 手順 4 〉
セロリに火が通ったら火を止め、冷まします。
〈 手順 5 〉
盛り付けて出来上がり。
※写真は撮影用です。食材が分かりやすいように大きめに切っています。
実際につくる場合は、食べやすいサイズに小さく切るか、ミキサーにかけてあげて下さい。
薬膳豆知識 食材の効能をご紹介
「マグロ」
血と気を補い、心と体にエネルギーを与えてくれます。
疲労回復、美髪(ワンコの場合は美毛)効果もあります。不眠気味な飼い主さんにも◯です。
「ご飯(白米)」
活動のエネルギー源となる気を補い、元気を与えてくれる食材です。
消化吸収機能を回復させる他にイライラを和らげる作用もあります。
(ワンコは玄米の消化が苦手ですので白米を与えて下さい)
「キャベツ」
胃腸をケアするのは有名だと思いますが、他にも腎の働きを良くする、肝の流れを良くして気の流れを整え、身体全体の気力を高める効果があります。
一年中旬の食材です。
「セロリ」
身体の熱をとり、頭に昇った気を下ろす働きがあります。
イライラや昂り、ストレスから生じる血圧上昇、のぼせ、緊張、不安を和らげる効果もあります。
加熱し過ぎると香りがとんでしまい、効能が弱まりますので加熱し過ぎないようにしてあげて下さい。
「人参」
血を養い、肝の働きを正常にしてくれます。
「食べる目薬」とも言われ、眼精疲労、ドライアイ、視力低下にも効果があります。
消化器系の機能も高めてくれます。
「ジャガイモ」
消化器系の働きを高め、胃腸を丈夫にして元気を補います。
セロリとはゴールデンコンビで、のぼせや昂り、上昇した血圧を下げる効果あります。
腎機能の改善も期待できます。
「しめじ」
血と気を補い、気持ちを安定させてくれます。
美肌、美毛効果もあります。
少し身体を冷やしますので食べ過ぎに注意です。
次は、最後「ツボ押しケア」のご紹介です。