桜も早々に葉桜になり、ツツジや藤の花も咲き始めました。
今年の開花は、千年に一度の花の開花スピードだど言われ、季節の移り変わりも早いペースで進んでいるようです。
場所によると思いますが、つつじも満開です。
私は、ワンコの薬膳相談をさせて頂いております。
今月は、すでに梅雨のような症状が出ていたり、昨年から続く環境の変化のせいか、飼い主さんもワンコもストレスが強く、心身共に疲れているようなご相談が多く寄せられています。
今、暦の上では「春」です。
春は、冬の間に貯めていたものが流れ出し、解毒され、外に出て行こうとします。
その時、最も働く五臓は「肝」です。
「肝」は、エネルギー(気)と血の流れを円滑にし、解毒します。
そして、イライラや気持ちの昂りなどの感情と体調の揺らぎにも関わってきます。
身体は春なのに、季節の進み方が早いからなのか雨が多く、湿度が高い梅雨に似た気候。
そのためか、体調を崩したり、湿疹が出たり、浮腫んだりと身体の症状の他、気持ちが不安定になっているワンコが増えているのかもしれません。
今回のワンコ薬膳では、東洋医学で出来る心と身体のケアを「肝ケア」を中心にご紹介していきます。
「ココロとカラダはつながってるの」
体調管理の基本はやっぱり「睡眠」!
ワンコ薬膳では、何度か「心のケアには睡眠が大切」とお伝えしてきました。
飼い主さんも環境や仕事の変化で生活リズムが変わり、睡眠時間が減ってきている方もいらっしゃるかもしれません。
飼い主さんと愛犬の体調は、相互に影響を与え、リンクしている事が多いですの。
是非、一緒に睡眠時間を見直して、一緒に元気になって下さいませ。
東洋医学では23時から3時は胆、肝の時間
この時間に寝ていると胆汁の分泌、排泄が活発になります。
全身の血液の浄化の時間とも言われ、この時間に長年起きていると胆嚢や肝臓の病気になりやすくなると言われています。
先ほどもお伝えしたように、肝は「イライラや気持ちの昂り、揺らぎ」に関係しています。ご生活やお仕事で難しい場合もあるとは思いますが、是非の時間は落ち着いて過ごし、ワンコ達は部屋や寝床を暗くするなどして静かに過ごせる環境を作ってあげて下さい。
「寝ると気持ちも落ち着くよ。」
次は、ワンコ薬膳ごはんのレシピのご紹介です。