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ワンコ連れのおでかけガイド 第4回 こんなときどうする?

ワンコ連れのおでかけガイド

第4回 こんなときどうする?

    


犬と一緒におでかけしたいけど、以前困った経験がある、トラブルがあった、旅先で犬が体調を崩したり怪我をしたらどうしよう、、、そんな不安や悩みがある飼い主さんもいらっしゃると思います。
出かける前に備え知っておけば安心、困ったときの対処法、トラブル回避、不安の対策、しつけなどをQ&Aでご紹介します。

 

    Q 基本的なしつけ「吠え」「トイレマナー」に自信がない

  おでかけのとき、飼い主さんの悩みに多いのが「吠え」と「トイレマナー」です。
トイレマナーは、飼い主さんの意識で対応できますが、吠えるのは気質であったり犬からのサインであることが大きく、すぐに改善することが難しい場合もあります。
最初のおでかけは、多少吠えても支障の少ない郊外のドッグランなどその犬にあったお出かけ先を選んで犬におでかけを慣らしていきましょう。
 

    Q じっとしていられないので、周りの人に迷惑をかけてしまいそう

  環境が変わることは、犬にとってとても不安なことです。
いつもと全く違う環境なので、興奮したり騒いでしまうことは、社会経験の少ない犬に起こりがちなことです。
大きな音や他の犬・子供、車の中など、愛犬がどんなことで驚き騒いでいるのかを見極めながら、少しずつ行動範囲を広げていきましょう。
 

    Q 発情期に気を付けることは?

  メスの犬の発情期の場合、個体によって差があるものの発情出血が完全に止まった後も2週間は注意が必要です。
犬同士のトラブルを避けるためにも、発情出血中とその後2週間はペットと泊まれる宿やドッグラン・ドッグカフェなどたくさんの犬が集まる場所へのおでかけは控えましょう。
 

    Q 1歳未満の子犬と一緒にお泊りしても大丈夫ですか?

  ワクチンが3回終わり、お散歩デビューしていれば基本的におでかけOKです。
しかし、いきなりお泊りすることは子犬にとって大冒険です。
子犬やおでかけ経験が少ない犬は、ドッグカフェやドッグランなど日帰りのおでかけから始めて、環境の変化や他の犬への反応をみながらおでかけの練習をして、犬自身の「社会化」を行ってから行くことがおすすめです。
 

    Q おでかけすると下痢気味になったり、便秘になることがあります

  興奮したり騒いだ後は、腸の働きが活発になりすぎて、便が柔らかくなることがあります。
1・2回の軟便で家に変えったら治るようであれば、心配ありません。帰宅後、翌日以降も続くようであれば早めに受診しましょう。
また、便秘も1日続いたら対策が必要です。獣医さんに診てもらいましょう。
 

    Q キャンプなどのアウトドアでのケア対策は?

  ノミ・ダニは、伝染病を媒介することもあります。フィラリア(蚊)対策と併せてしっかり予防を行いましょう。
おでかけ前に、かかりつけの病院に相談して予防薬を処方してもらうといいでしょう。
 

    Q 不安や不調のとき、犬からのサインは?

  緊張状態にあるとき、犬の「あくび」の回数が多くなります。
気分が悪い時・嘔吐の前は、「唾液がいつもよりたくさんでる」「口をクチャクチャ鳴らす」
呼吸が苦しい時は、「舌先が巻き上がる」
などのサインがあります。
こうしたサインに、飼い主さんが早めに気付いて、環境を変えたり休ませるなどケアをすることで、症状の悪化を防ぐことができます。
 

    Qおでかけ先でよくある、犬の体調トラブルは?

  キャンプ場やコテージに泊まった時、BBQで落とした串や鳥の骨、食べ物の拾い食いによる誤飲によるトラブルが多くあります。
喉や胃・腸に詰まると最悪のケースになる危険性があるので、十分注意しましょう。
 

    Q 切り傷・擦り傷で出血したときの応急処置は?

  川遊びで足を切ったり、ガラスなどを踏んで出血をしたとき、病院に連れていくまでの間、ガーゼやハンカチなどで傷の真上からしっかり押さえる出血を止める「圧迫止血」が効果的です。
出血量にもよりますが、3~5分圧迫止血をしてください。
血が止まるまで、手を離さず圧迫を続けてください。
 

    Q 旅先で初めての動物病院にかかるとき、事前に準備しておくことは?

  持病を持っている犬は、病状や飲んでいる薬などがわかるとスピーディーに的確な診断ができます。持病がない犬は、今でている「症状がいつからのものか」が分かると診察しやすくなります。
環境の変化による症状なのか、以前から兆しがあったのかは大事なポイントなので、おでかけ前から犬の様子をチェックしておきましょう。
 

    ワンコとの快適なお出かけのために

おでかけ先で慌てないために、犬の体調や普段の状態を知っておくことがとても大切です。日頃から、犬の体に触れスキンシップをとっていれば、ちょっとした変化や異常に気付きやすくなります。
飼い主さんと愛犬が、共にストレスを感じることなくおでかけを楽しむために。

2015年6月19日掲載

 

 

 

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 GORON 吉川奈美紀 

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