*元気のいい子犬が欲しくて飼ってみたが、、、
運動量の多さについていけず、甘噛みや飛び付きに疲れてしまった高齢家族。
*若齢の大型犬を迎えたが、、、
朝早くから仕事、留守中のいたずら、過度な甘噛みに困っている共働き家族。
出張レッスンでうかがうと、トレーニング以前に飼い主と犬の飼育相性が大きくズレていることで、問題が起きているケースがあります。
見た目の可愛さ・年齢・犬種の好みは、必ずしも飼いやすさにはつながりません。
飼う犬を選ぶことは、とても大事なことです。
どんなことに気を付け、判断していくことがいいのか?
一緒に考えてみましょう。
飼い主と犬の相性以前に考えるべき判断要素
1. 飼い主の「体力」「人手」
2. 犬のために使える「時間」
3. 犬のために使える「お金」
これらが十分にあるかどうかです。
飼いたい犬の運動量やエネルギーに対して、飼う側の体力や費やせる時間が明らかに足りていない場合、犬のあり余った体力やエネルギーは、「甘噛み」「ジャレ噛み」「いたずら」「飛びつき」「吠え」として、問題の引き金になります。
・家族の生活時間
・その犬に必要なケア内容と必要時間
を知り、実際に飼育する前に、自分たちと犬との生活がどんなものになるかを想像しておくことで、ミスマッチを減らすことができます。
しかし、ショップの柵越しやネット情報ではそれらは分かりません。小型犬は、散歩が必要無い(又は少しで良い)・運動も少なくてよいとショップ店員に言われた飼い主もいます。
もちろん、飼う上での大変さまでしっかり教えてくれる店員もいますが、そうでないことが多いのが現状です。
それでは、どうするべきか?
飼い主自ら、本当に必要な情報を積極的に知る・探す・聞き出すしかありません。
問題を未然に防ぐことだけが目的ではなく、知った上で、考えた上で決めたことならば難しさに直面した時、より改善しやすくなります。
犬は、10年以上を一緒に暮らすパートナー
飼い主自身が、積極的に「犬」を知った上で判断できたほうがいい。「飼育しずらい犬を飼ってはいけない」というわけではなく、良い面も難しい面も理解した上で、一緒に生活することを決めた家族ならば、どんなことが起きても一緒に乗り越えていくのだと私は思います。