この時期は環境が大きく変わり、そのために引越しを予定している方も多いと思います。
ペットを飼っている方なら考えたことがあると思いますが、引越しをする時に「ペットは新しい家にどれくらいで慣れてくれるだろう」「新しい環境の中で留守番させるのも不安」など心配なことも多いですよね。
今回は、どのようなことがペットにとって負担になってしまうのか?そしてどうしたら良いのかを調べていきたいと思います!
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引越しによるペットへの負担は?

住み慣れた家からの引っ越しは、犬にとって世界が変わったように思えるかもしれません。
引っ越しによる生活環境の変化は、犬種や性格によっては、大きなストレスを感じる可能性があります。
例えば、トイレが上手にできなくなる、無駄吠えが増えるなどの問題行動、食欲低下や下痢・嘔吐などの体調不良の様に、生活に支障がでてしまうワンちゃんもいます。
犬が引っ越しでストレスを感じる症状は?
引っ越しという生活環境の変化があった場合は、犬の様子に特に注意しておきましょう。
犬は自分にかかっているストレスや体調不良を行動で表現します。
そこで、犬がストレスを感じた時に、よくとる行動を紹介します。
・トイレをしない(粗相を繰り返す)
・夜眠らない
・無駄吠えが増える
・原因不明の下痢が増える
・一人でいると不安がる
他にも様々ありますが、上記のような様子が見られた場合は少なくともストレスを感じている可能性が高いです。
それでは一つ一つ改善点を紹介していきます。
︎*トイレをしない(粗相を繰り返す)
トイレの場所を忘れてしまった場合は、改めてトイレトレーニングをする必要があるでしょう。
今までと似た環境にトイレを設置してあげることも有効です。
犬は臭いを嗅ぎ分ける能力に長けていますので、旧居で使用していた臭いの付いているものを近くに置いてあげると安心します。
ワンちゃんにとっての環境の変化をできるだけ少なくしてあげましょう。
︎*夜眠らない
ペットによっては、トイレと同じように寝る場所も決まっている場合があります。
そのため、引越しによって家の間取りが変わってしまうと、寝るべき場所がわからなくなってしまうことがあるようです。
不安を減らしてあげることが大切なので、旧居で使っていたベッドや毛布などを与えてあげましょう。
普段は一緒に寝ることが少なくても、犬が新居に慣れるまでは一緒に寝てあげても良いかもしれません。
︎*無駄吠えが増える
不安な環境でストレスを感じると、ちょっとした刺激でもすぐに吠えてしまう犬もいます。
そのまま放置すれば、自分自身も疲れますし、近所迷惑になったり、吠え癖がついたりすることもあります。
無駄吠えを減らすには、どんな時に吠えてしまうのかよく状況を観察し、吠える原因となる刺激を減すことが大切です。
例えば、外を見ながら吠える場合はカーテンなどで外が見えないように工夫するなど、犬の状況に応じて対応してあげましょう。
︎*一人でいると不安がる
引越ししてからワンちゃんが新居に慣れるまでは、できる限り留守番などはさせないようにするのが一番です。
環境に慣れてきてから少しずつ、違う部屋で過ごさせるなどして、ワンちゃんが一人になる時間を増やしていきましょう。
しかし、一人暮らしや共働きの家庭などでは、一日中家に誰かがいるというのは難しいこともあります。
そんなときは、一緒にいる時間はたくさんスキンシップしたり、声をかけたりしてあげましょう。
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ケージやキャリーケースに慣れさせるましょう!
引越しをするとなると、移動がつきものです。
そんな時にケージやキャリーケースに慣れていると安心できるでしょう。

無理やりケージにいれるのではなく、ケージに入ったらエサをあげたり、楽しい場所に連れて行ったり、「ケージに入るといいことがある」と犬に覚えさせましょう。
まとめ
引越しをして環境が大きく変わると、ペットは人よりもさらにストレスを感じてしまうかもしれません。
そんな時は「大丈夫だよ」など少しでも安心できるよう寄り添ってあげましょう。
また、引越し前から引越し後もペットが少しでもストレスがかからないよう配慮してあげることが大切です。
少しでも体調に変化が見られた場合は、そのままにしておかず、すぐに動物病院に連れていきましょう。