乗馬インストラクターがお伝えする馬のお話。
今回は馬のためのアロマセラピーの第5弾です。
馬の好みの香りがわかったら実際に使ってみましょう!
馬が香りに興味がある場合は、まずは1日に1回、塗布してみましょう。
シングルで使う場合も、ブレンドする場合も、必ず希釈して使用します。
ココナッツオイルやスイートアーモンドオイルなどで精油が1%以下の濃度になるようにします。
呼吸器へのアプローチをしたい場合は、ピンクの部位に塗布することが出来ます。
メンタルや行動へのアプローチをしたい場合は、黄色の部位が良いとされています。
塗布している時の馬の反応をしっかりみておきましょう。
背を向けてしまったり、耳を絞る場合は嫌悪感や不快感があるので使用するのを中断してください。
アロマセラピーは医療ではないので、馬が好み受け入れていない場合は使用しないでくださいね。
何かの症状の軽減を目的に使用する時は、2週間を目安に継続します。
精油自体はすぐに体内に取り込まれますが、症状によって陽性反応が見られるまでの期間には差がありますが3日から7日程度が目安です。
逆に何らかの悪化が見られた場合は、すぐに使用を中止しましょう。
蕁麻疹などが出てしまった場合は、オイルクレンジングで精油を流した方が良いです。
この時は精油を混ぜていないオイルで、拭き取ります。
体内に取り込まれた精油は24〜48時間で体外へ排出されますが、悪い症状が改善しない場合は獣医さんの診察を受けてください。
症状が軽減したり、良い反応が出ている際も、途中で馬が香りを受け入れているかのチェックをするようにします。
呼吸器に気になる事がある時におすすめの精油
・ユーカリ…呼吸器系の感染症予防と、初期症状の緩和に
・フランキンセンス…肺を落ち着かせて呼吸を整える。緊張に伴う喘息などにも
・ティートゥリー…花粉症などの予防にも。感染症予防
・ペパーミント…感染症予防、鼻詰まりの解消
キャリアオイル(ココナッツオイルやスイートアーモンドオイル)30mlに対して精油が6滴以下になるようにブレンドして塗布します。
馬のためのアロマセラピーの良いところは、馬へのケアをしながら自分も癒される所です。
馬の好みの香りがわかってくると、日による変化など馬のコンディションをはかる一つの目安にもなります。
ぜひトライしてみてくださいね。