その他マッサージなど、猫のケア方法の紹介です。
猫のマッサージケア
今回は、入門編です。
ツボや経絡も少し紹介しますが、疲れている所や弱い場所は嫌がる事があります。
群れで動くワンコと違い、単独行動を習性とするニャンコは痛みや刺激に敏感で、警戒する事が多いです。
「うちの子は触らせてくれるかな…」という飼い主さんもいらっしゃると思います。
無理せずに、優しく触れる事から始めてみてください。
※猫や犬には「痛気持ちいい」感覚はありません。
あくまでも優しくマッサージしてあげてください。
※長時間マッサージする必要はありません。
数秒でも充分な効果があります。長くても全部で10分以内で終わらせて下さい。
《 全身の流れを良くするナデナデマッサージ 》
写真はワンコ(我が家の先代アシスタントの小桃)ですが、撫で方は一緒です。
頭から背骨を通って両前脚へ→頭から背骨を通って両脚へと優しく撫でさすって下さい。
《 ナデナデさせてくれたら…背骨マッサージ 》
背骨の両側をクルクルと円を描く様に頭側から尻尾までマッサージしてみます。
黄色い☆印の場所に「腎兪(じんゆ)」というツボがあります。
猫ちゃんが弱りがちな腎機能を高め、腎臓のバランスを整えてくれます。
《 もっと触らせてくれるなら…四肢をモミモミ 》
四肢にもさまざまな経絡やツボがあります。
前脚には大腸、小腸、心臓、肺、脾臓などの経絡があり、後ろ脚には腎臓、膀胱、肝臓、胃腸の経絡があります。
優しく包む様に摩ってあげてください。
触られるのが苦手なニャンコが多いですので無理せずに…
写真はご協力頂いたお宅のニャンコです。
飼い主さんのご協力の元に触れさせていただきましたが、マッサージまではさせてもらえませんでしたので軽く触れる程度の写真となりました。
《 もっともっと出来そう??足先のマッサージ 》
肉球は「気持ちいい!可愛い!」だけでなく、さまざまな健康状態が出る場所でもあります。
乾いてないかな?変にベタついてないかな?やたら冷たくなっていないか、熱くなってないか、やたらと固くなってないか、逆にふにゃふにゃし過ぎてないか…など、たくさんの情報があります。
ただ、触られるのが苦手なニャンコが多いです。無理せず、出来そうなら少しずつ慣らしてください。
可能なら足の指をひとつずつ優しく挟む様にマッサージをしてあげると全身の流れを良くしてくれ、アレルギー症状の緩和が期待出来ます。
猫は犬より難しい所があります。
今回お写真と取材にご協力頂いたお宅のニャンコも「絶対触らせない!」「知らないものは食べないもん!」という子もいました。
「慣らす」というよりは「慣れて頂く」「ちょっとだけやらせてね」くらいのお気持ちで少しずつ、ゆっくり進めてみてください。
もしかしたらある日「ねえ、それ、食べたい」「ねえ、マッサージさせてあげる」と猫ちゃんからのお返事があるかもしれません。
ワンコの飼い主さんもお悩みは尽きないですが、「ニャンコはなかなかケアさせてくれない」と悩んでいる方は多いです。
今回は、入門編でしたが、少しでも猫ちゃんとの暮らしの参考になれば幸いです。
また是非、ニャンコの東洋医学ケアのお話をさせてください。

「私達は誇り高い生き物なのよ」「気が向いたらケアさせてあげる」






























