ツボマッサージ
今回ご紹介するのは消化吸収を促し、陰のパワーと気力を強くするツボマッサージです。
ツボ押しをすると「気」が動くのでパワーが弱くなっていると、敏感なワンコはザワザワした感覚を嫌がる事があります。
その場合は無理せず、優しく撫で摩る事から初めてください。
※長時間マッサージする必要はありません。数秒摩るだけでも充分な効果が期待出来ます。
※犬に「痛気持ち良い」感覚はありません。あくまでも優しくマッサージしてください。
※今回はいつもより多く紹介していますが、全部の項目を頑張らなくても大丈夫です。
「今日はここにしよう」くらいのお気持ちでマッサージしてあげてくださいね。
足三里(あしさんり)
後ろ足の外側で、膝のすぐ下の☆印の場所にあります。
消化を助けて「気」を押し上げてくれます。
ゆっくり指圧するか、ぐるぐると円を描く様に撫でてください。
中脘(ちゅうかん)
お腹の中心線上のみぞおちとお臍の間の☆印の場所にあります。
消化器を強くし、食欲不振や血流を改善してくれます。
「胃の警告のツボ」とも言われ、胃腸が不調になると固くなると言われています。
ツボを10〜15秒程度優しく押してください。
三陰交(さんいんこう)
後ろ足の内側の脛骨の後ろの☆印の場所にあります。
消化を助けて血を補い、体を潤わせてくれます。脾、腎、肝の3つの「陰」の経絡が交わる場所なので「三陰交」という名前がついています。
優しく前後に摩るか、15秒程優しく指圧してください。
腎兪(じんゆ)、命門(めいもん)
腎兪は背骨の両側で、一番下の肋骨を辿って背骨にぶつかる黄色い★の場所にあります。
腎の働きを助けて体を潤わせ、逆上せや火照りを和らげてくれます。
10秒ほど指圧するか、前後に摩って下さい。
腎兪の間の背骨の上の◆印の場所にあります。エネルギーの出入り口と言われ、生命力を高めて全身を調整してくれると言われています。
腰痛や冷え性もですが、四肢の麻痺にも効果が期待できます。
優しく摩るか、低温に温めた小豆温パックなどで温めるのもおススメです。
※ワンコにカイロは使わないで下さい。
ワンコの皮膚は人間の1/3程度の薄さしかないため、カイロは温度が高すぎて重度の低温やけどの症例が報告されています。






























