小梅の初めてのてんかん発作は、1歳の時でした。
朝の散歩中に突然口から泡を吹き、痙攣(けいれん)して倒れました。
小梅を抱え上げ、発作が治まるのを待って帰宅し、直ぐにかかりつけの病院で診察・検査をして、癲癇(てんかん)発作との診断を受けたのです。
しかし、この時点でCTやMRIなどの検査は行いませんでした。
その理由は、検査の際に行う全身麻酔のリスクや大きな病院での検査で小梅にかかるストレスです。かかりつけの獣医さんと話し合い、
「まだやらなくて良いでしょう、頻繁に発作が起こる様子なら改めて考えましょう」
という結論になりました。
その後、3年間位、年に1~2回の大きな発作、呼吸器の痙攣(けいれん)をおこしていました。
その都度、かかりつけの病院に行き、発作の報告と簡単な診察(発作の時にケガをしていないか)を行いましたが、投薬等はしていません。余程頻発する位でないと、癲癇(てんかん)の薬はお勧め出来ないと獣医さんから言われました。
投薬などの治療を行わないことが心配ではありましたが、先生と良く話す事と小梅の様子を観察をする事で、発作を起こす要素が分かって来ました。
小梅の場合、気温差(特に冬場)と気圧が大きく変化する時に反応するようです。
現在は、2年ほど前から始めた手作り食により、多くの水分を摂取し、排泄量が格段に増えたことで、大きな発作はおこしていません。
獣医さんによると、「脳圧が下がって安定したのではないか」との事です。
時々呼吸器の痙攣(けいれん)はありますが、倒れる程ではありません。
獣医さんからのお願い事
*発作時、絶対に手を出さないでください。
意識があっても、苦しくて噛んでしまう事があります。
甘噛みの比ではなく、飼い主が大怪我をする可能性があります。
犬の発作は人間とは違い、舌が喉を塞ぐ事はありません。
*出来るだけ動画を撮ってください。
痙攣(けいれん)の仕方によって、病気が分かる事があります。
その際、全身、顔、眼球の状態、口の状態が分かる様にして欲しいです。
*飼い主さんは、冷静に、落ち着いていてください。
そして、癲癇(てんかん)発作に対処するために、私が考える一番大切なことは、
獣医さんと良く話し合う事と、観察する事です。