最後に、マッサージケア方法のご紹介です。
マッサージでケア
今回は、免疫系腸疾患に効果が期待できるツボのご紹介です。
3つ全てに共通する事ですが、同じツボでも触れてみてパーンと張っている時は滞っている事が多いのでしっかり刺激し、ペコっとしていたり「あれ?なんか変に柔らかいかも?」という時は元気が無い事が多いので優しく刺激してあげてください。
※犬に痛気持ち良いという感覚はありません。
あくまで優しくマッサージしてあげてください。
※長時間マッサージする必要はありません。
数秒でも充分な効果があります。
3つ全て行っても長くて10分以内で終わらせてください。
曲池(きょくち)
前足の外側で、膝を曲げた時にできるシワの端で、☆印の場所にあります。
免疫系腸疾患に特に効果が期待出来るツボです。
他にも皮膚や粘膜を保護し、体のバリア機能を高めてくれます。
肩凝りや腰痛にも効果があると言われています。
小さく円を描く様にマッサージします。
大腸兪(だいちょうゆ)
骨盤と背骨が交差している少し上の☆印の場所にあります。
大腸に近く、下痢だけで無く便秘の時にも大腸のバランスを調整してくれます。
10〜15秒ほどゆっくり押してください。
足三里(あしさんり)
後ろ足の外側の膝下の窪みの☆印の場所にあります。
胃腸を丈夫にし、消化機能を高めてくれます。
嘔吐の緩和も期待出来ます。
小さく円を描く様にマッサージするか、10秒ほど指圧してください。
泰介がお世話になってる鍼灸師の獣医さんのお話によると、個体差がありますが、IBDは治らなくても症状が落ち着き、良くなることもあるそうです。
(過剰な期待は禁物ですが)
今回ご紹介したお話がほんの少しでもIBDに悩むワンコ、飼い主さんのお役に立てれば嬉しいです。

「ながーいお付き合いの病気だから、頑張りすぎないでね」






























