桜が散り、藤の花が咲く頃。
気温がぐっと上がり、「なんとなく不調」を感じるワンコが増えてきます。
実はこの時期、胃腸の疲れが溜まりやすい季節です。
そしてこの“春の不調”をそのままにすると夏バテや熱中症リスクも高まると言われています。
今回は、春から初夏にかけての胃腸ケアで暑さを乗り切る体作りのお話です。

「僕もお腹弱いから、しっかりケアしなきゃ!」
◎なぜ春は胃腸が弱るのか?
東洋医学で春は「肝」が活発になる季節です。
この「肝」が強く働きすぎると 胃腸(脾)に負担がかかり、その結果…
- 消化機能の低下
- エネルギー不足
- 体力低下
が起こりやすくなります。
「肝」について、詳しくはこちらより↓↓↓
春に不調が出やすい理由とは?東洋医学で見る「肝」の働きと犬・人の体の変化
https://goron.co/archives/16408
◎犬の胃腸を整える具体的な方法
「うちの子、ちょっとお腹弱いかも…」
そんな時は、毎日のケアを少し見直すだけで変わります。
①食事は“消化しやすさ”が最優先
どんなに良いフードでも手作りご飯も、消化吸収できなければ体の負担になってしまいます。
「いい食材」より「消化できる状態」が大事です。
- フードはふやかす
- 手作りはトロトロにする
- 細かく刻む
②胃腸が疲れているや足腰がだるい時に避けたい食べ物
- 脂っこいもの
- 生もの
- 味の濃いもの
- 甘いおやつ
胃腸が弱っている時は負担になります。
③フードの油を軽く落とす
フードにお湯を軽くかけるだけでOK。
脂質を減らして消化を助けます。
※やり過ぎに注意、1回軽くにしましょう
④胃腸を整えるマッサージ
・後ろ脚を優しくなでる
・円を描くように刺激
※ 数秒でもOK(やりすぎない)
⑤おすすめツボ
- 足三里 → 体力UP
後ろ脚の膝下外側にあります。消化を助け、体全体の気力を高めてくれると言われています。筋肉にもエネルギーを与えるとも言われていますので、体力強化が期待できます。
小さな円を描くように10〜15秒マッサージします。
- 中脘 → 胃腸改善
お腹のみぞおちとお臍の中間辺りの☆印の場所にあります。胃を丈夫にして「気」を調和すると言われています。
◎胃腸ケアは暑さ対策にも!
東洋医学では胃は体調の要です。
食べ物を消化するだけでなく、エネルギーを作り、気、血、水を巡らせる働きがあると言われています。胃腸が疲れていたり弱っていると、エネルギーが作れず体力が落ちたり、全身の巡りが悪くなり浮腫み体が冷やす原因ともなります。
胃腸が弱いワンコ(人)は暑さに弱く、熱中症リスクが高い傾向があります。
特に、冷え性が強い時は、気温差が影響して体への負担が大きくなる様です。

「暑さだけでなく、梅雨の体調不良対策にもなるよ!」
◎暑い時期のケアで気をつけたいこと
4〜5月は気温が上がり、散歩中に暑さを感じやすくなります。犬は「ハアハア」として体温調節をしますが、すぐに冷やしすぎるとその働きを妨げてしまいます。25℃前後であれば、まずは日陰などでゆっくり休ませましょう。長時間続く場合は、クールウェアや保冷剤などで調整します。散歩後の氷水は胃腸に負担をかけるため避け、基本は涼しい場所で休ませてください。
◎クールネックの使い方に注意
首を冷やすこと自体は有効ですが、日常的な使いすぎには注意が必要です。首には神経が多く、重たい保冷剤入りのクールネックは体への負担や不調の原因になることもあります。使用後は軽くマッサージしたり、温めてケアするのがおすすめです。
暑さが年々厳しくなる中、体調管理はより大切です。調子の良し悪しに関わらず、日頃からお腹のケアを意識し、暑い季節に備えましょう。
次は、ワンコ薬膳レシピの紹介です。






























