「いつまでも元気に歩いてお散歩して欲しいし、トイレも自力でさせてあげたいな…」
と考えている飼い主さんは多いと思います。
そこで今回は、シニアのワンコが弱りやすい後脚を整えるマッサージをご紹介いたします。
まずはウォーミングアップ!
- 身体全体の皮膚を優しく揺り動かしてあげます。
・頭から背骨 → 腰の方へ
・頭から背骨 → 四肢へ
撫で摩るように皮膚を優しく揺らしながらほぐしてあげます。
- 次に、内転筋のマッサージです。
少し分かりづらいですが、<下の写真>親指で押さえている辺りが犬の内転筋の端です。
ここから(内転筋の端)矢印の方向に優しく皮膚を動かすようにマッサージをしてあげます。
固くなっていて痛がるようでしたら、指ではなく掌でさすってあげて下さい。
人間もですが、内転筋が固まると脚が開いたまま戻りづらくなったり、骨盤が歪みやすくなります。
頑張らなくて大丈夫ですので、犬が楽な姿勢(立ったままでも、寝ていてもOK)でマッサージしてあげてください。
1回に1〜2分行えれば充分です。
手軽にマッサージしたい方にはこんな道具があります。
こちらは人間用のマッサージローラです。
手軽にコロコロと筋肉を解せます。
マッサージ道具ではありませんが、我が家では、スマートフォンやタブレットに使う「タッチペン」をつかったマッサージもします。
指よりも細く、微弱な電流が流れていますのでマッサージ棒として優秀です。
百円ショップで購入出来ます。
使い方ほぐしたい場所に優しく当ててクリクリとマッサージしたり、摩るだけです。
触られるのが苦手なワンコにも良いかもしれませんね。
(写真は、胃のツボを刺激しています)
《マッサージで気を付けること》
ワンコには、痛気持ちいい感覚はありません。
あくまでも優しくマッサージしてあげてください。
ワンコも人間も歳を取ることは避けられません。
「いつまで若い犬のように」ではなく、「今の」「今日の」愛犬を観察し、ケアしてあげで下さい。
みなさんの愛犬が、いつまでも健康で、そして最後まで生きる事を楽しめますように。