前回は、遠山さんと一緒に暮らす3匹の犬と1匹の猫についてのお話でした。今回は、このペットたちとの生活について、しつけや食事の話などをまじえてお伝えします。
なんとなくがそのままに・・・
- 犬と縁のなかった遠山さんの生活が一変してしまったきっかけは何でしょうか。
妻が動物好きなんです。サルも飼ってたことがあるくらい。いまも実家にはいるんです。それでずっと犬を飼っていたんです。
結婚してマンション住まいのときに、知人からヨークシャー・テリアを「ちょっとだけ預かる」という感じで連れてきたんです。そんな感じで一緒に暮らしはじめて、なんとなくそのまま貰ってしまった・・という感じです。
しつけはノビノビと!?
― 飼っていらっしゃるときは、どのようなしつけをされていますか。
一戸建てですので、共同住宅にお住まいの方ほどではないです。トイレのしつけや、手を噛んだら叱ることくらいです。あとは、お手とかお座りとか。
共同住宅の方は吠えないようにされたりなど、たいへんなのでしょうね。
- ペットについて「このように育てたい」みたいな考えはありますか。
基本的には、細かいしつけはせず自由にさせています。ただ、とにかく噛んだら怒るようにしています。子どもの頃は甘噛みをしますが歯を立てたりするので、甘噛みさせないようにしています。我が家は来客が多いので、お客様を噛むと困ります。お越しになる方や近所の方も犬好きの方が多いので、犬の傍に寄る機会も多いですし。あとは、トイレができれば。
タロウはボールをキャッチするのが好きですが、しつけをしたというわけではなく、たまたまできただけなんです。一方でクーはものを怖がります。ものが飛んでくると逃げます。
- 散歩は毎日ですとか、日課にされているのでしょうか
散歩は湖畔を歩いたりしますが、とくに時間を決めているわけではありません。時間がないときは庭に放して、自由に遊ばせています。
- トイレのしつけなどはどうされていますか。
トイレは、ヨークシャー・テリアはトイレシートに、クーは砂利の上にしています。クーは砂利の上でしかトイレができないので、散歩に行くと用を足すのをがまんしてしまうんです。奥さんの実家に連れていったときにも、トイレをがまんしてしまうので、砂利をわざわざ買ってきてあげたこともありました。クーは、頑固なところがあるんです。
- 犬の食事などはどのようになさっていますか。
昔は、犬には残飯をあげるというのが普通ですが、最近の方は家族のように飼っていますよね。我が家でも体にいいものを探して入手しています。ネットでも評判がわかりますよね。通販でもよい餌を入手できますし。メーカーものはだめだとか、いろんな情報を仕入れて、食事を与えています。
とくに、吹き出物がでやすい食事にならないように気をつけたりしています。犬は同じフードを食べることが多いので、影響がでやすいのでしょうね。なおさら気をつけています。
キャンプに来る場所が住まいに
- 犬や猫と一緒におでかけなどはしますか。
クーは、車に酔いやすいんです。ですから、長距離の外出はできないんですね。
以前は、調布に住んでいて、このあたり(相模湖周辺)に、よくキャンプに来ていたんです。ここによく来るくらいなら住んでしまおうという感じで、常設テントのようなつもりで住み始めてしまったんです。このあたりは竹林しかなかったんですよ。
- そうすると困った点としては、虫がでることなどでしょうか。
虫はかなりいます。春と秋はカメムシが、さまざまな経路で入ってきます。夏は蚊がすごいですね。自然の中に入っていったので仕方ないですよね。
換気扇に網を張ったり、犬にはフィラリアの予防接種をしたりしています。犬に、ダニがすぐつきます。1日散歩に行くと1個はついていますね。それでも、ダニの薬を使っているおかげで、次の日にはダニは落ちています。
[goron_pagenavi]
遠山信夫(建築家/一級建築士)
ADD都市建築事務所を経て、2007年、神奈川県相模原市に遠山信夫アトリエ設立。
1989年新建築社主催「都市の自然を呼吸する住まい」優秀賞受賞。
作品掲載歴・テレビ取材歴に、『建築家の自邸2』(えい出版社)、『Esquire 2003年11月号
』(エスクァイアマガジンジャパン)、『犬と住む家 Vol2』(学研)、『シンプルスタイルのインテリア』(成美堂出版)、『いつかは住みたい憧れのインテリア』(成美堂出版)、『デザインリフォーム』(芸文社)、『建物探訪』(テレビ朝日、2003年)、『イブニングファイブ』(TBS、2007年)などがある。