ペットと共に暮らすために
考えたいこと
第14回 それぞれのペットロス
日本語で訳せば、「愛護動物喪失」
愛するペット動物を失う体験をいい、ペット動物との別れを伴う心理的、身体的、社会的、スピリチュアル(霊的)な体験過程に対する総称的な用語。
一般的には、愛する大切なペットを失った悲しみや苦しみによる激しい落ち込みを表す言葉として用いられることが多い。
【日本ペットロス協会】ホームページより 2015/7/31 引用
「今」この時に生きていることを忘れ、過去や未来を生きがちな人間。
自分を素直に見て感じたとき、誰もが思い当たることがあるのではないでしょうか?
過去の行動や出来事を考えて後悔したり、取り戻せない過去を未来に求めたり、、、
私は、2頭の大型犬と暮らしていましたが、数か月前1頭が虹の橋に旅立ちました。そして、大切な家族がいなくなってからの数週間、ずっと過去を見続けていると感じながら過ごしていました。
1日前の今は、まだ生きていた
1週間前の今は、2頭一緒に浜辺で楽しく走っていた
1ヶ月前の今は、日向ぼっこをしながら気持ち良さそうに眠っていた
空を見上げ見つけた飛行機雲や星に旅立った子を重ね
いつも寝ていたベットで朝のあいさつをして
お散歩でご褒美のオヤツを2頭分用意し続けていました
旅立った仔を忘れることは、本当にその仔がいなくなることのように思い、少しでも存在を近くに感じようと一生懸命だったのでしょう。
「死」について、人それぞれ色々な捉え方があります。
そして、実際自分の大切な存在がその時をむかえたとき、今まで思ってもいなかったことを考えたり、求めたりすることがあります。
時間の流れは、喪失感や悲しみを癒してくれることもあれば、ふっと忘れていた悲しみを運んで戻すこともある。
ペットロスの最中にいる私には、「今」自分自身に伝え続けたい言葉があります。
「今」も一緒にいてくれる仔が幸せであるために、自分の考え・言葉そして行動が佳きものでありますように。
ひとりひとり、1頭1頭、そしてそれぞれの関係や別れ方によって、想いや捉え方そして悲しみに違いがあります。
ペットと人との関係だけでなく、全てのことに共通していることは、
過去から学び、未来につなげるために今を「生きること」
ペットを失った全ての方にとはいえませんが、少しでも大切なペットへの想いと穏やかに寄り添い過ごせる切欠になることを願っています。
【 GORONに掲載されたペットロス関連の記事 】
ペットを失うということ 藤田典子
第1回 ペットを失った時おこりうること
https://goron.co/archives/833
第2回 ペットを失ってしまったら
https://goron.co/archives/840
犬と暮らす女性のために 岸本 芭瑠美 メディカルアロマテラピスト・講師
第4回 ペットロス
https://goron.co/archives/471
【日本ペットロス協会】
http://www5d.biglobe.ne.jp/~petloss/
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GORON 吉川奈美紀
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