今回のワンコ薬膳レシピ紹介は、お腹と足腰を丈夫にする「梅雨の胃腸を労わる豚肉と卵のご飯」です。
** ワンコ薬膳レシピ紹介 **
梅雨の胃腸を労わる豚肉と卵のご飯
〈 材料 〉1食分
豚肉…26g
卵…1/2個
炊いたご飯…34g
小松菜…9g
ニンジン…9g
カブ…9g
ジャガイモ…8g
※分量は我が家の愛犬小桃(7.9キロ 9歳シニア)を基準にしています。
手作りご飯の分量は対象のワンコの頭の大きさを目安に体重、年齢、体調で調整してください。
※写真は具材がわかりやすい様に大きめに切ってあります。実際に与える時は消化しやすいように細かく切るか、フードプロセッサーなどでトロトロにするのがおススメです。
〈 下準備 〉
・ニンジン、ジャガイモ、カブは皮を剥いておく。
・全ての具材は「うちの子が食べやすいサイズ」に切っておく。
〈 手順 1 〉
お鍋にニンジン、ジャガイモ、カブを入れ、具材にしっかりかぶるくらい水を入れ、火にかけます。
〈 手順 2 〉
〈手順1〉に火が通ったら豚肉を入れ、更に加熱します。
〈 手順 3 〉
〈手順2〉に火が通ったら小松菜、卵を入れ、更に加熱します。
〈 手順 4 〉
卵に火が通ったらご飯を入れ、一煮立ちさせます。
〈 手順 5 〉
火を止め、冷まして盛り付けたら出来上がり。
薬膳豆知識 食材の効能をご紹介
「豚肉」
腎を養い、精力を高めてくれます。病中、病後、産後の体力回復や虚弱体質を改善してくれます。
体を潤す作用があり、水分不足による便秘、空咳、肌の乾燥に効果があります。脳神経の働きを良くする効果もあります。
「ご飯(白米)」
活動のエネルギー源となる炭水化物を豊富に含み、元気を与えてくれる食材です。消化吸収機能を回復させ、イライラを和らげる作用もあります。
「卵」
血を養い、不眠、目眩、精神不安定を改善してくれます。動脈硬化予防もしてくれます。
「小松菜」
腸を潤し、優れた解毒効果もあります。肺の経絡に入り、流れを良くする作用もあります。抗酸化作用で美容や老化防止にも効果があります。
「ニンジン」
血を養い、肝の働きを正常にして貧血や夜盲症、ドライアイを予防、改善してくれます。
食べる目薬と言われるくらい目に良い食材です。消化器系の働きを高め、食欲不振、下痢、便秘の改善もしてくれます。
「カブ」
肺と大腸の流れを良くし、優れた整腸作用があります。
エネルギーを巡らせ、頭に昇った熱を下ろす効果もあります。胃腸が冷えている時もおススメです。
「ジャガイモ」
消化器系の働きを高め、胃腸を丈夫にして元気を補ってくれます。
腎機能を高め、余分な水分を追い出してくれます。
梅雨の時期の浮腫み対策に良い食材です。