10月になり、やっと涼しくなってきました。
今年は、春から夏にかけて気候がアンバランスが続き、大きな台風も多く気圧の変化にアップアップ。
いつもの秋より、体調の変動など身体の反応が強く出ているワンコや飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。
「ちょっとお腹が緩い…ご飯の消化が上手くいってないかも?」
今回も前回に続いて秋ケア。
お腹の調子が悪い時に役立つ、お腹のケアの仕方と薬膳レシピをご紹介させていただきます。
先ずは、腰を温めまよう!
秋になり気温が下がってくるこの時期は、冷えからくる体調不良が多いです。
おススメは『小豆の温パック』や『腹巻き』。
これらでワンコの腰を温めてあげて下さい。
【 小豆の温パック 】
袋の中に、小豆が入っています。
電子レンジで温めて使います。
腰を温める時間は、長くても15分程度にしましょう。
※カイロを使う場合の注意点
必ず飼い主さんが手に持ち、やさしく腰に当て使用してください。
カイロは、動物にとって温度が高過ぎ、低温やけどが報告されています。
*てんかんなどの脳の病気がある
*興奮しやすい
*異物を食べてしまう
これらのワンコは、身体の熱を下半身に下ろせず、頭が熱くなりやすい体質の事が多いです。
胃より上を温めることは控えて下さい。
腰の辺りなら大丈夫です。
お部屋に適度な加湿を!
乾燥し過ぎていると、お肌や呼吸だけでなく胃にも良くないです。
適度な加湿をしてあげましょう。
** ワンコ薬膳レシピ紹介 **
お腹のレスキューレシピ《家族みんなで食べられるカボチャ粥》
< 材料 >
・カボチャ 50g
・肉や魚 50g
(今回は白身魚のシイラを使いました)
・お好みで 白米 20g程度
※グラム数は、我が家の愛犬小珠(体重4.3kg)を基準にしています。
(ワンコの手作りご飯1食分の量の目安は、そのワンコの頭の大きさを目安に年齢や体調によって調整をしてください)
〈 手順 1 〉 下ごしらえ
カボチャは皮を剥き「うちの子が食べやすい大きさ」に切ります。
肉や魚も同様に切り分けます。お魚の場合は、骨を取り除いて下さい。
〈 手順 2 〉
カボチャを鍋に入れ、具材にしっかりかぶるくらいお水を入れて火にかけます。
〈 手順 3 〉
〈手順2〉に火が通ったらお肉を入れ、更に加熱します。
白米を入れる場合は、この時に入れます。
〈 手順 4 〉
火を止め、冷まして出来上がりです。
お好みでカボチャをつぶしてあげると更に食べやすいです。
薬膳豆知識
「カボチャ」は
弱っているお腹を温めながら労り、回復させてくれます。
下痢の時もおススメです。
「肉・魚」は目的別に選んでみてください♪
「鶏肉」は
お腹をしっかり温めたい時。但し、癲癇や脳の病気で発作のある子は避けて下さい。
「豚肉」は
体に潤いを与えてくれます。
「白身魚」は
脾胃をパワーアップ!消化の働きを良くしてくれます。
今回はとてもシンプルですが、
「お腹が悪いでも、どんな風に悪いかな?」
「お腹は、熱いor冷たい?」
「吐いたりしてないか?」
など、ワンコの様子を観察し、目的に合わせて薬膳ごはんを作ってあげて下さいね。
もちろん、症状が重い時は病院いきましょう!