日常の暮らしでできる「疲労回復とデトックス」のケア方法もご紹介します。
お散歩はゆっくりのんびりと
寒い時期は空気が乾燥している事もあり、肺と腎に負担がかかります。
激しい運動は避けてゆっくりのんびりお散歩したり、距離を短くするなどしてあげて下さい。
飼い主さんも気になる症状がある時はゆっくり過ごす時間を作って下さいね。
日向ぼっこで元気チャージ!
東洋医学では、背中に陽光を当てて陽気を取り込む事で体を温めるパワーを腎に補給出来ると言われています。
体が冷えている時、元気の無い時は日向ぼっこをして腎にエネルギーを送ってあげましょう。
シニアのワンコは特に良い養生になります。
《飼い主さんケア》~黒砂糖入りの白湯と踵トントン運動~
「今日は冷えたな。疲れたな」という時は200cc位の白湯に黒砂糖か蜂蜜をティースプーンすり切り一杯ほど入れて、温めながらエネルギーチャージしてあげてください。
※黒砂糖、蜂蜜共にボツリヌス菌がいますので3歳以下のお子様には厳禁です。
踵トントン運動は、立った状態で踵を上げ下げするだけ。
血行促進して体温を上げてくれます。
《飼い主さんケア》気を付けて!~糖質制限は程々に~
最近人間の方のご相談で「疲れが取れない」「眠れない」「イライラしている」「怠さがとれない」とお話をいただく事があります。
食べ過ぎや動き過ぎによる疲労もありますが、多いのが「糖質制限をしている」という方です。
お米や小麦は「気」を補う食材であり「貯まる」性質があるため、体力を付けるのに適しています。
特にお米は多くの日本人にあう元気の素です。
食材メモでお話した様に、お腹を労って体力回復、イライラ解消、安眠効果もあります。
何でもそうなのですが、病気でない限り食べ過ぎなければ害にはありません。
(適量はその人の固く握った拳一つ分と言われています)
「今日は食べ過ぎちゃったな」という時に調整や内臓を休めるために糖質制限をするなら良いのですが、偏った食事はエネルギーが枯渇する原因にもなりますし、健康を害します。
ダイエット、体型維持目的の場合は一つの食材を削るのではなく、全体の食事量を1割程度減らしましょう。
今年もワンコ薬膳の記事を読んでいただき、ありがとうございました。
来年もワンコと飼い主さんが元気でいられる、生活を楽しめる様な東洋医学の情報を発信する事を目標にして頑張ります。
来年もまたよろしくお願いします。
良いお年をお迎えください。
「また来年ねーーー!!!!」