12月に入り、寒い日が続いておりますね、すっかり冬本番です。
気が付けば今年もあと僅か。
お仕事やお家の用事などでお忙しく、お疲れの飼い主さんも多いと思います。
獣医さんのお話によると、酷暑の疲れの影響あってか、気温が下がってから体調を崩しているワンコが多い様です。
今年の疲れは今年の内に!
今回は体にご褒美!ご家族皆さんでできる冬養生のお話です。

「2025年、頑張った自分にご褒美養生だね」
冬は「腎(じん)」が活発になる季節、でも…
東洋医学では大気が熱を失い、一年のうちで最も寒くなる冬は「腎」が生命力の素となる精気を貯蔵する季節です。
体内に潤いを溜めたり、老廃物を外に出したり、寒さに負けない様に各臓腑を温める働きもあると言われています。
でも…夏が本当に暑くて長かった!!!!その為「貯める 潤わせる 冷やす」働きが主な「陰」のエネルギー、体全体を動かす「気」も枯渇してしまい、補給やケアが追いついていないと体調不良や「何となくの不調」になりやすくなってしまいます。
「ご飯はちゃんと食べてるのにエネルギー不足になるの?」と思われるかもしれません。
もちろん食べていればある程度はエネルギーが補給されますし、涼しくなれば体は「楽になったな」と感じる方も多いと思います。
しかし、夏の暑さからの秋冬の冷えや乾燥で胃腸などの消化器系が疲れ、食べた物の消化吸収、エネルギーを巡らせる力が鈍くなってしまい、体調不良とまではいかなくても「なんか怠い、怠そう」「やたら眠い」「被毛(人間は髪の毛)がパサついてるかも?」などのプチ不調が起こりやすくなります。
不調は大小関係なく身体からの声ですから、早いうちにケアしてあげてくださいね。

「ボクも寒くなると体調崩しやすいんだ」
冬に多い不調とおすすめケア方法
《 その1 》日向ぼっこ
侮るなかれお日様のパワー!「何となく元気が出ない」ときにおすすめ!
東洋医学では「特に風邪とかではないんだけど、不調だなあ」「元気出ないなあ」という時は体のバリア機能である「衛気(えいき」が低下して、外からの影響を受けやすくなっており、疲れやすい状態になっています。
そんな時は、是非ワンコと一緒に日向ぼっこをしてみてください。
特に体の「陽」側である背中に日光をあてると体を動かしたり、温めたりする陽のパワーを補給できると言われています。
飼い主さんは深呼吸もして、肺もしっかり動かしてあげて下さい。
シニアワンコにもおススメの養生です。
寝たきりなどでお散歩が難しいワンコにも◎
(熱くならない程度で、数分でもOKです)

「ボクも日向ぼっこ大好き!」
次は、その2「冬の乾燥対策」とその3「胃腸のお疲れ」におすすめなケア方法のご紹介です。






























