今年は、長い梅雨で雨続きですね。
皆さんのお家のワンコたちの体調は、いかがでしょうか?
高い湿度で体が重くなったり、怠くなったりしていないでしょうか?
ワンコの身体からヘルプサインには、むくみや抜け毛、排泄不良や食欲減退など、明らかに見えるものから、わかりにくいものまで色々あります。
今回は、そのひとつ、不調のサインでもある「肩こり」のお話です。
ワンコも肩こりするってほんとう?
四つ足歩行のワンコが肩こりするの…?
意外に思われるかもしれませんが、ワンコも人間と同じで身体の使い方の癖や生活習慣、疲労や体調不良で血の巡りが滞り、筋肉が凝ることで肩こりになります。
飼い主さんも「肩こりから頭痛になった」など、肩こりを由来とする不調を感じる方も多いと思います。
ワンコも同じ!肩こりを放置する事で体調不良になる事があります。
「シニアだからかなあ。ちょっと足の動きが悪いかも」
「なんか首が曲がってる気がする」
「しゃがみにくそう。ご飯も食べたずらそうだし、、」
など、心当たりのある方は、ちょっと愛犬の肩周りや首周りを触ってみて下さい。
筋肉がカチカチに固まっている事で、身体が動かしづらくなっているのかもしれません。
侮ることなかれ!ワンコの肩こり
ワンコたちは、「前庭疾患」や「徘徊」など、肩こりが原因となって疾患を発症したり、これらの疾患のために肩こりになることもあります。
様子がおかしいな?気になることがあれば、まずかかりつけの動物病院で診てもらいましょう。
【 前庭疾患による肩こり 】
肩や首の凝りによって頭が傾いてしまうことにより、脳や神経の不調をきたし身体のコントロールが阻害される「前庭疾患」を発症することがあります。
また、逆に「前庭疾患」から「肩こり」になることもあります。
愛犬の様子にお心当たりがある方は、一度獣医さんに診察してもらって下さい。
もし「前庭疾患」だったときは、肩や首の凝りを解してあげる事で、頭が傾く・真っ直ぐ歩けないなどの症状を和らげてあげることができます。
【 徘徊による肩こり 】
徘徊のあるワンコも同様です。
同じ方向へグルグルと回るように歩く事で偏り固まった筋肉を解してあげると、徘徊を治すことはできなくても身体の辛さを和らげることはできます。
筋肉の張りや辛さを和らげることで、「必ず」とは言えませんが、夜鳴きの軽減につながることもあるそうです。
次は、飼い主さんでもできる「ワンコの肩こり緩和マッサージ」の仕方をご紹介します。