ちょっと変わった猫カフェ
一般的に「猫カフェ」というと、時間制で猫がたくさんいる部屋でまったりと一緒に過ごしたり、お気に入りの猫を抱っこできたりするところが多いですが、町田市成瀬にある「いぬねこカフェ るうあ」は、ちょっと変わったカフェです。
一見よくある猫カフェのように思えますが、壁にずらりと並ぶカフェにいる犬猫たちを紹介する名前付の写真、その全てが里親募集中の保護猫や保護犬たちなのです。(猫の保護頭数が多いですが、犬の保護も行っています)
里親を検討している方は、時間制でカフェ利用料は発生しないので、コーヒーを飲みながら、カフェにいる里親募集中の猫や犬たちとゆっくり時間を過ごし、個々の犬や猫たちの様子・家族との相性・これからの暮らしをイメージをしながら、疑問や不安があればスタッフに聞いたり、これからのことを家族と考えることができます。
また、「いぬねこカフェ るうあ」のカフェ・トリミングサロン・ペットホテル等を利用することで、その費用の一部が、保護した猫や犬たちの保護活動費用としてつかわれます。
カフェスペースは、ドッグカフェとしても利用可能なので、里親を検討していなくても愛犬と一緒にカフェに立ち寄り利用するだけで、保護活動のお手伝いをしていることにもなります。
近くにある「金魚玉珈琲」の食事を注文し食べることもできます。
【金魚玉珈琲】 http://kingyo.rengesha.com/
人気のワッフル(オーナー用)わんこ用のご飯もあるよ!
【オリジナルグッズの販売】
看板猫20歳のクマゴロウさん(里親募集中)のフォトブック&トートバック
保護犬や保護猫たちのこと
里親募集中の犬や猫たちは、どんな経緯で「いぬねこカフェるうあ」にくるのでしょうか?
犬や猫たちは、愛護団体さんから持ち込まれます。
カフェにきたらすぐに、動物たちの性別や病気、去勢避妊・ワクチン接種の有無等を確認します。
カフェでお客さんと触れ合う前に、一旦別室で過ごし、慣れてきたらカフェに移動します。
取材をしていた日も、犬2匹・猫2匹が持ち込まれていました。
服を着たイタリアングレーハウンド、真っ白なロングコートチワワ、日本猫が2匹。
犬たちは、どのこ子も人懐っこい甘えん坊で、すぐにスタッフさんに懐いていました。
まるで飼い主と一緒にカフェを訪れている犬たちのように、とても可愛い子たち。
このカフェにくる犬や猫たちは、町田市の保健所から直接引き取りをするほかに、野良猫・多頭飼育放棄、最近では飼い主が高齢や長期入院・死別、子供が動物によるアレルギー発症など、様々な理由で手放されてくるそうです。
なかなか人慣れをしない子・噛みつく子・威嚇する子は、少しずつ根気強く時間をかけて慣れさせていく必要があります。
人懐っこく飼育しやすい子から里親が決まっていき、慣れない子はどうしても決まりづらく、難しいことが多くあるそうです。
以前、動物病院で看護師をしていた頃、数日ペットホテルで預かったとても忠実な犬が、迎えにきた飼い主をものすごい剣幕で吠えていました。
犬は、飼い主が自分を預け、置いていったことを抗議していたのです。
信頼している飼い主が、もう2度と戻ってこない、、
全く興味を持たず、世話をしてくれない、、
そう感じたとき、知ったとき、犬や猫は何を思うのでしょうか?
想像しただけで、こころが痛くなってきます。
次回は、後編:ボランティアのお仕事&寄付について/保護猫を飼うために必要な条件や流れを紹介します。
【取材先データ】
いぬねこcafe Lua
住所:東京都町田市成瀬1-2-7-105
連絡先:042-850-8180
営業時間:平日:10:00 – 19:00(少し早く閉店する日があります)
定休日:年中無休(12月31日~1月3日はカフェは休業)
駐車場:あり
ホームページ : http://inunekolua.com/
▼里親募集中の保護犬猫ちゃん達はこちら
※気になる方は直接お問い合わせしてみてください。
https://ameblo.jp/cafelua/entry-12334206821.html