今回ご紹介するワンコ薬膳レシピは、
** お腹の防寒!胃腸元気ご飯 **
〈 材料 〉1食分
豚肉…51g
炊いたご飯…34g
かぼちゃ…9g
キャベツ…9g
蓮根…8g
ニンジン…8g
※分量は我が家の小桃(7.9kg 9歳シニア)を基準にしています。
手作りご飯の分量の目安は対象のワンコの頭の大きさを目安に体重、体調、年齢で調整して下さい。
※写真は具材が分かりやすい様に大きめにきってあります。実際に与える時は細かく切るか、ハンドブレンダーなどでトロトロにして消化しやすくしてあげてください。
〈 下準備 〉
かぼちゃ、ニンジン、蓮根は皮を剥く。
蓮根は5分ほど水にさらしてアクを抜く。
具材は全て「うちの子が食べやすいサイズ」に切り分けておく。
〈 手順 1 〉
〈手順1〉
お鍋にかぼちゃ、蓮根、ニンジンを入れ、具材が泳ぐくらいお水を入れて火にかけます。
〈 手順 2 〉
〈手順1〉に火が通ったら豚肉を入れ、更に加熱します。
〈 手順 3 〉
豚肉に火が通ったらキャベツと炊いたご飯を入れ、1〜2分ほど加熱します。
〈 手順 4 〉
火を止め、冷まして盛り付けたら出来上がり。
※キャベツは加熱し過ぎると胃腸を整える効能が弱くなるので長くても2分程度で火を止めて下さい。
薬膳豆知識 食材の効能をご紹介
「 豚肉 」
腎を養い、精力を高めてくれます。
病中病後の体力回復、虚弱体質の改善に適しています。
体を潤す作用もあるので気管やお肌の乾燥対策にもおススメです。
「 ご飯(白米) 」
胃腸を丈夫にし、消化吸収機能を整えてくれます。
活動のエネルギー源となる炭水化物を豊富に含み、元気を補ってくれます。疲労回復、イライラを和らげる効果もあります。
「 かぼちゃ 」
体を温め、胃腸などの消化器系の働きを助けてくれます。
疲労回復、抗酸化作用もあり、胃痛、便通の改善にも効果があります。
「 キャベツ 」
胃と腎の働きを良くして体全体の気力を高めてくれます。
胃腸薬でお馴染みのビタミンUを含み、胃粘膜の働きを整えてくれます。
胃もたれ、胃痛を感じた時は積極的食べるのをおすすめします。
「 蓮根 」
体に籠った余分な熱を冷まし、体を潤したり血を巡らせる効果があります。
胃粘膜を保護してくれるので胃腸の痛み、炎症を緩和する作用もあります。
「 ニンジン 」
消化器系の働きを高め、食欲不振、便通の改善に効果があります。
抗酸化作用も高く、免疫力を高めてくれます。
「食べる目薬」とも呼ばれ、夜盲症やドライアイ、視力低下の予防、改善もしてくれます。
胃腸は「寒いの嫌い!暑い(熱い)の嫌い!乾燥嫌い!湿気も嫌い!」というお姫様の様な臓器です。
お姫様ですが体調の要でもあります。
「たくさん食べられるから大丈夫!」
「もりもり食べてるもん!」
と思っていても、実は胃熱と言われる偽物の食欲で胃が疲れている事もあります。
一日一回くらいは消化の良いものを食べ、胃腸を労ってあげて下さいね。
また、ストレスや気にし過ぎなども胃を冷やす原因の一つになります。
飼い主さんもワンコも時々はゆったりと過ごす時間を作って、一緒にケアしてあげてください。
「お腹、冷やさないでね」