体の疲れからくる「胃腸の冷え」原因は何?
体質以外で体の中からの冷えの主な原因は、
《 ワンコの場合 》
◯消化に負担がかかっていて、胃が疲れている
◯ストレスが溜まっている
◯冷たい水をよく飲む
◯乳製品を摂りすぎている
《 飼い主さんの場合 》
◯消化に負担がかかっていて、胃が疲れている
◯ストレスが溜まっている
◯冷たい水をよく飲む
◯乳製品を摂りすぎている
◯なまもの、冷たいもの、油物をよく食べている
◯朝ご飯を食べない
◯生活リズムが不安定
などがあげられます。
よく「え?食べ過ぎるほど食べてないけど…」とお話される事があります。
ですが、「そのワンコ、その人にとっての食べ過ぎ」ですので、たとえ少量でも体の負担になっている事が多いです。
不調を感じていたら、ケアしてあげてください。
食事でできるケア方法の紹介
《 ワンコの場合 》
まずは、食事を見直しましょう。
とはいえ、アレルギーや療法食など、様々な理由で「このフードしか食べられない」というワンコも多いと思います。
また、「手作りご飯はハードルが高い…時間が無い…」というご意見をいただく事もあります。
そこでとても簡単な方法は「フードの油抜き」です。
いつものフードをザルにあけて、熱湯をサッと1〜2周回しかけ、ある程度冷めたらワンコに与えるだけです。
フードも適度に温まるので、胃の冷えているワンコにおススメです。
※完全に油を落とす必要はありません。大切な栄養の一つですので、サッとお湯をかけるだけでOKです。
※必ず、ある程度冷めてから与えて下さい。
「乳酸菌を摂取したいからヨーグルトを与えている、食べている」という方が多いと思います。
ですが、乳製品はお腹を冷やす性質があります。
寒い日や、お腹の冷えが気になる時は控えて下さいませ。
どうしても乳酸菌を摂取したい時は、サプリメントを利用してみて下さいね。
《 飼い主さんの場合 》
先ずは、油物・なまもの・冷たい食事は控えめにしましょう。
一番のおススメはお味噌汁です。
お腹を温め、パワーチャージもしてくれる日本の薬膳スープです。
インスタントでも良いので、冷えが気になる方、疲れやすい方は「朝のお味噌汁」を実践してみてください。
「お腹の元気は体の元気だよ」
冷え対策は、春のアレルギー対策にもなるよ!
東洋医学では「花粉症は肺が冷える事で起こる」と言われています。
胃腸で作られた熱が全身を巡り、温める事で肺も温まり、花粉症などの春のアレルギーを和らげてくれます。
また、体温をしっかりあげておくと夏の熱中症予防にもなります。
免疫力アップにもつながりますので、気になる方はぜひ胃腸をケアしてあげて下さいね。
※アレルギーが治るわけではありません。
冷えにおすすめ!「ツボマッサージ」の紹介
《 足三里 》
後ろ足の外側で、膝のすぐ下の☆印の場所にあります。
胃腸を丈夫にし「気」を強めてくれます。
胃、脾臓、筋肉にエネルギーを与えて体力をつけてくれます。
小さな円を描くように10〜15秒マッサージして下さい。
《 気海(きかい) 》
お臍からワンコの指で2本分下の☆印の場所にあります。
代謝を良くしてお腹を温め、胃腸を整える、腰痛、人間だと生理痛の緩和に効果があります。
ここは、指圧よりも手で覆って優しく摩ってあげて下さい。
お腹は、胃腸や腎臓の働きを良くするツボが並んでますので、全体的に優しく摩ってあげるのも効果的です。
《 脾愈(ひゆ) 》
背中側の肋骨を尻尾側から数えて2番目と3番目の肋骨の間にあります。
胃腸の働きを高め、内臓バランスを整える効果もあります。
ツボを15秒ほど優しく指圧します。
次は、ワンコの薬膳ごはん「お腹の防寒!胃腸元気ご飯」レシピ紹介です。