年の初めにチェックしよう!あなたと愛犬さんはどんな体質?
中医学では、大きく分けて8つの体質に分類されます。
次のチェックシートで当てはまるものが3つ以上なら、それが対象となる方の体質です。
タイプは一つとは限りません。いくつか重なる場合もあります。
重なった体質の養生を少しずつ取り入れてみて下さい。
気虚(ききょ)タイプ
《 チェック項目 》
3つ以上あてはまったら「気虚タイプ」
・朝が起きられない
・体が怠い(だるそう)
・疲れやすい
・すぐに息切れがする
・汗をかきやすい
・食後にすぐ眠くなる(寝てしまう、眠そう)
・胃腸が弱い。下痢しやすい
・風邪をひきやすい
・冷え性で手足(四肢)が冷たい
・集中力が続かない お散歩に行きたがらない
・舌の縁に歯形が付いている
・舌の色が薄めのピンクでボテっとしてはれぼったい
・体に痛みが出ている場合、日中鈍痛が続く
*「気虚タイプ」のケア方法*
・無理し過ぎず、休息をしっかりとりましょう。
《ワンコの場合》お散歩はゆっくりペースで歩き、長距離にならない様にしましょう。
・生野菜も含めて生ものは避け、火を通したものを食べましょう。
・乳製品、甘いもの、ワンコはジャーキーなどの脂質の多い物は控えめに、食べ過ぎに注意しましょう。
・体を温める料理を食べましょう。
*「気虚タイプ」にお勧め食材*
鶏肉 牛肉 豆類 かぼちゃ ニンジン サツマイモ 椎茸など
気滞(きたい)タイプ
《 チェック項目 》
3つ以上あてはまったら「気滞タイプ」
・怒りっぽい。イライラしている。
・興奮しやすい
・情緒不安定
・げっぷやため息が出やすい
・下痢と便秘を繰り返す
・お腹が張る。膨満感がある
・喉や胸につかえ感がある
・食欲にムラがある
・ストレスに敏感で、体調を崩しやすい
・寝付きが悪い。寝ても途中で目が覚めてしまう
・月経前症候群がある
・痛みがある場合、日中に張ったような痛みが出る
・舌の左右両側が赤い
・舌苔が薄い白か黄色
・肛門腺が溜まりやすい
*「気滞タイプ」のケア方法*
・ゆっくり頭をマッサージ。
・公園や芝生など、地面や自然を感じられる場所でお散歩をする。
《飼い主さん》裸足で地面や芝生を感じるのがお勧めです。
・天然の香りを楽しむ。天然の物であればアロマオイルでもOK。
・症状が重く出ている場合は人工香料を控えめに。
・ストレスでの過食に注意。
・スケジュールはゆったり目に。
・温泉は気滞解消に効果大!!
*「気滞タイプ」にお勧め食材*
パクチー 三つ葉 紫蘇 セロリなどの香草類、人間は更にミカンやレモンなどの柑橘類 ハーブティー
※犬に柑橘類を与えても問題はありませんが、消化が得意では無いので無理に食べさせる必要は無いです
血虚(けっきょ)タイプ
《 チェック項目 》
3つ以上あてはまったら「血虚タイプ」
・顔色が悪い。白い。
・乾燥肌。カサカサしている
・シワが多い。老けて見られる
・爪が割れやすい
・髪(被毛)がパサつく。抜けやすい
・眩暈、立ちくらみがする
・かすみ目、疲れ目が気になる
・眠りが浅い。夢をよく見る
・不安が強い。怖がり
・考えがまとまらない
・痛みがある場合、夜に鈍痛が出やすい
・舌の色は全体が薄いピンク
・舌を出すとビクビク動いてしまう
*「血虚タイプ」のケア方法*
・目を疲れさせない。
・ハードな運動は避けましょう。
・ゆっくりお散歩する。飼い主さんはゆったり目のストレッチがお勧め。
・早めの就寝を心がけましょう。
・飼い主さんは汗のかき過ぎに注意。ホットヨガやサウナは控えめに。体に痛みが出ていたり、チェックシートの症状が強く出ている時は特に避けましょう。
*「血虚タイプ」のお勧め食材*
牛肉 卵 ほうれん草 黒豆 黒キクラゲ クコの実 なつめ イチゴ 紅茶など
※イチゴはキシリトールが多いので、ワンコは食べ過ぎない様にしましょう。
※刺激の強い物は避け、消化吸収の良いご飯を食べましょう。
瘀血(おけつ)タイプ
《 チェック項目 》
3つ以上あてはまったら「瘀血タイプ」
・毎日刺す様な頭痛がする
・肩こりで辛い
・皮膚がかたい
・触られるのを嫌がる
・抱っこが苦手
・手足(四肢)が冷える
・顔色がくすんでいる
・目の下にクマが出来やすい
・アザが出来やすい
・シミやそばかすが多い
・月経痛が酷い。レバーの様な塊が出る
・唇、歯茎の色が暗い。紫色
・舌の色が暗い。紫色
・舌の表面に斑点がある
・舌の裏の静脈が2本浮き出ている
*「瘀血タイプ」のケア方法*
・体を冷やさない
・半身浴やマッサージで血行促進
・同じ姿勢を続けない
・意識して体を動かす
※ワンコの場合は皮膚を揺り動かす様に優しくマッサージしてください。
*「瘀血タイプ」お勧め食材*
アジ、鯖などの青魚 黒豆 納豆 キクラゲ 生姜 ニンニク
※人間は、玉ねぎ ニラ 黒酢など
※玉ねぎ、ニラは犬や猫の赤血球を破壊し、命を落とす事があります。絶対に食べさせないで下さい。煮汁も絶対にNGです。
※お酢は犬や猫に与えても問題ありませんが、無理に与える必要はありません。
*あぶらっこいもの、冷たいもの、味の濃い物の食べ過ぎに注意してください。
続きます。