トラブル

新型コロナウイルスに感染した人が住んでいる住居に入る時の注意

西山ゆう子さんの情報サイトより(2020年6月1日)
https://yukonishiyama.com/covid19-enter-home-pet/

【 まず、できるだけ感染した人の家の中に入らない 】

・ 新型コロナに感染した飼い主が、ペットを愛護団体に手放すことになり、愛護団体の人が家まで引き取りに来た。
・ 飼い主が、明日から入院するので、今日、他の場所にペットを移動させるため。
・ 自宅療養中の飼い主のペットが、具合悪くなり、獣医師のところに連れていかなくてはならなくなり、誰かに受診の代行を依頼する。
・ 飼い主さんが療養している中、犬の散歩の代行などを手伝いにやってきた。

など、このような場合では、感染していない健康な人が、感染した方の家に行き、ペットと接触することになるでしょう。

この場合、大切なのは、
まず、可能な限り感染した飼い主とは、直接会わないよにすることです。
そして、可能な限り、家の中に入らないようにします。
すなわち、飼い主に、ペットをキャリーなどに入れて、玄関の外に出してもらい、ご自分は家の中に戻ってもらいます。
そして、アルコールや消毒液などで、キャリーの外側やハンドル部分を消毒します。
もし、動物が健康で、呼吸器・胃腸の症状がない場合は、マスクと使い捨てグローブを使用することが奨励されています。
動物に症状がある場合(呼吸器症状、胃腸症状など)、マスク、使い捨てグローブ、ガウン、そして、フェイスシールドか、ゴーグルを着用するべきと言われています。
防具は、動物を家の中に戻すまで、または、他の施設に届けるまで、着用するべきです。

【 家の中に入らなくてはならない場合  】

 《 新型コロナに感染した飼い主が、家にいる場合 》

まず何よりも、可能な限り、感染された飼い主が、ご自分でペットを世話をするべきです。
未感染の方は、可能な限り、家の中には入るべきではありません。
しかし、どうしても必要な場合は、飼い主に、個室に待機してもらい、直接会わないようにします。
また、感染した人と同居している、無症状の家族や世話人がいる場合も、同様に、直接面会をしません。
ペットは、できるだけ接触を避け、どうしても触れる場合も、なるべく短時間で、任務を終わらせるようにします。
撫でたり、遊んだり、ハグをしたりもいけません。
この場合の防具ですが、家の中に入る前に、マスク・グローブ・ガウン・フェイスシールドを着用します。
そして、家の外に出たら、これらの防具を正しく外し、所定の袋に入れます。
(防具の正しい装着、外し方、しまい方は別に説明します)

可能であれば、ただちにせっけんで手をよく洗います。
ない場合は、手をアルコール消毒します。
また、家の中に入って動物の世話をしたこの方は、防具を外した後も、しばらくは他の動物と接触するべきではありません。
例えば、ペットシッターのお仕事をされている方など、そのまま次のペットを訪問するべきではありません。

《 新型コロナに感染した飼い主が、家の中に飼い主がいない場合 》

例えば、飼い主が入院している間、家で一人でお留守番をしているペットがいて、そのお世話をするために家に入る、という場合があるかと思います。
この場合も、飼い主がいる家に入る場合と同様の扱いになります。
すなわち、マスク・グローブ・ガウン・フェイスシールドかゴーグルを外で着用します。
家に中に入り、短時間、最低限の接触で、動物のお世話をします。
外に出たら、これらの防具を外し、正しくしまい、手洗いかアルコール消毒をします。

【 動物を他の施設に移動させる場合 】

これに関しては、こちらの動画にて説明しておりますので、ご参考にしてください。

マスクやガウンなどの備品が不足し、入手できなくなっております。
今は、人の病院に、これらの備品を優先的に届けるべきで、また、備品不足も長期的に続くと予想されています。
正しい防具を使用し、きちんと着用し、安全に脱衣することは、すなわち自分の感染を予防することで、命にもつながる大切なことです。
どうか参考にしていただけたらと思います。
どうか皆様、Stay Safe!

新型コロナウイルスに感染した人が住んでいる住居に入る時の注意 「ペットの取り扱いを注意する理由」

吉川 奈美紀

吉川 奈美紀

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(きっかわ なみき)

ヨガ・ピラティス・空中ヨガ インストラクター
メディカルアロマアドバイザー

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