新潟県の北部、山や川、温泉も湧き出る緑ゆたかな関川村に、なかなか手に入らない伝統工芸品「猫ちぐら」があります。
某テレビ番組で3年待ちと紹介されたこともありました。
(2018年3月現在:特大サイズ1年・大サイズ3ヶ月)
今回は、私の地元でもある雪国新潟「関川村」で伝統工芸品「猫ちぐら」を取材してきました。
伝統工芸品「猫ちぐら」
材料は、米の特産地新潟県ならではのコシヒカリの稲わら。
昔から、寒い冬の農閑期に行われたわら細工作業が、技術の継承とともに受け継がれて「猫ちぐら」をつくりだしました。
天然100%の藁(わら)を使用することで、保温性と通気性に優れ、冬温かく、夏快適に過ごせる「猫ちぐら」。
その呼び名は、一説によると、農作業のとき、赤ちゃんを寝かせていたおわん型の「ゆりかご」を「ちぐら」と呼んでいたことからつけられたといわれています。
「猫ちぐら」をもっと知ろう!
訪れたのは、「猫ちぐら」の制作実演を見学できる「道の駅関川」にある地域文化交流施設「ちぐら」
取材に行った日も「猫ちぐらの会」の作り手が、藁(わら)を器用に編んでいく様子を間近で見ることができました。
1点1点が完全な手作り商品のため、どれもすこし形が違い、その素朴な味わいひと編みひと編みから、作り手の温かな愛情がやさしく伝わってくるようでした。
また、実物に触れることができるので、かわいらしい丸いフォルムや藁(わら)ならではの心地いい温かみを直接感じることができ、2年待ってでも手に入れたい魅力を十分体験することができました。
実物を見れるだけではなく、実際に購入した方の写真なども展示されており、質問にもその場で答えてもらえ、サイズや使用したときのイメージが分かりやすく、興味がある方には、ぜひ訪れてほしい場所です。
「猫ちぐら」のサイズと制作期間
サイズは、飾り用の「ミニ」「小」「中」、1匹用の「大」、2匹用の「特大」の5種類あります。
飼い猫の大きさや飼育頭数に合わせて選ぶことが可能です。
犬用の「犬ちぐら」や猫ちぐら用マットなどもあります。
【詳しい大きさや価格は、下記ホームページをご確認ください】
猫ちぐらの会:http://www.nekochigura.com/
手作りで丁寧に編み込む「猫ちぐら」、大サイズ(1匹用)の制作に
*使用する藁(わら):コシヒカリ約20把
*制作期間:約1週間
ひとつひとつ少し違った形や丸みのオリジナル感と素朴で温かい仕上がりが、高い人気を集めており、数カ月~数年の制作順番待ちが続いています。
この機会に、みなさんも、愛猫へのプレゼントにいかがでしょうか?
「猫ちぐら」旅情報
地元の農産物や海産物などの販売やお土産品などの販売、旅の疲れを癒すのにもってこいな足湯(無料)を利用することができます。
そして、もっと疲れを癒したい人にお奨めなのが、隣にある
【日帰り温泉施設「桂の関温泉 ゆ~む」】
関川村の「えちごせきかわ温泉郷」の5つ目の温泉として開湯した「桂の関温泉」。
「ゆ~む」とは、誰もが「湯」に親しみ、「遊び」と「ゆとり」をもって「友」と「夢」を語り合える場にしたいという願いが込められています。
大浴場・露天風呂・サウナなどを完備し、女性浴場には健康な身体づくりに効果の高い小石が床に敷かれそこを歩くウォーキングバスがあり、足つぼ効果で痛気持ちいい刺激的なお風呂を楽しめます。
また、広い館内には、いろり付きのふれあいホール・64畳敷きの休憩室・カラオケルームなどがあり、食事や仮眠できるのでお近くに来た際は、ぜひ利用してみてください。
もっと素朴な関川村の魅力をもっと知りたい方は「関川村観光サイト」をご覧ください。
道の駅 関川村の「ちぐら」
http://www.sekikawa.org/road_st/road_st.html
猫ちぐらの会 ※猫ちぐらはこちらで購入することができます。
http://www.nekochigura.com/
「桂の関温泉 ゆーむ」
http://www.sekikawa.org/yu-mu/yu-mu.html
関川村の魅力がたっぷりわかる「関川村観光サイト」
http://www.sekikawa-kankou.com/miryoku/