一般的に犬や猫は、7・8歳からシニア期に入ると言われています。
東洋医学では、5・6歳の頃をピークに「腎精」(その個体がもともと持っている生命力)が緩やかに下降していくと言われています。
夏は、体のエネルギーを多く消費しますので、しっかり養生してあげることが大切です。
〈おすすめ養生 1〉先ずはしっかり「補腎」しよう!
「腎」を補うことを「補腎(補腎)」といいます。
夏に限りませんが、シニアワンコが疲れやすい生命力の源である「腎」のパワーをしっかり補給することが大切です。
・補腎におススメな食材
山芋 冬瓜 スイカ ハトムギ キャベツ 枝豆 アジ イワシ 豚肉 など
※その他、夏ケアにおススメな食材
トマト キュウリ かぼちゃ ゴーヤ もやし など
〈おすすめ養生 2〉腰を温める
腰の辺りにある「腎兪(じんゆ)」というツボをマッサージしたり、小豆温パックやホットタオル、お灸で温める事は補腎になります。
お灸はワンコの場合は火を使わないものがおススメです。
(貼るカイロは低温やけどの症例が多い為NGです)
*腎兪のツボ/☆印の場所です

*火を使わないお灸(ドラッグストアにもあります)

お灸をする時は、必ずお洋服やタオルの上から行ってください。

〈おすすめ養生 3〉日向ぼっこ
体が熱くならない程度に日光を背中に当てるのも陽気と腎パワーの補給になります。
お家の中で、窓ガラス越しでもOKです。
飼い主さんも冷えが気になる方や寝起きが悪い方、「寝起きは悪くないと思うけど朝はなかなか動けない」という方にもおススメです。
お散歩の後に実践してほしいケア方法
・「足湯」ならぬ「足水」
暑い日が続くと深夜や早朝であってもアスファルトの熱が冷めない事が多いです。
「今日は道路が熱かったかも」という時や、ハアハア(パンティング)がなかなかおさまらない時は四肢をお水に浸けたり、シャワーなどで肉球を冷やしてあげてください。
※氷水や保冷剤などの冷た過ぎる刺激は心臓にも神経にもよくありませんので、お水にしてください。
・夏のお散歩後のクールダウンマッサージ
暑い日のお散歩の後に体に籠った熱を流すマッサージです。
筋肉をほぐすというより優しく撫でて流すイメージです。
※ハアハアとパンティングしている時はマッサージしないでください。必ず呼吸が落ち着いてからにしてください。

まずは、手のひらで①の頭から尻尾にかけてお水を流すイメージで3〜4回撫でます。
その後、②の頭から両前足へ、③の腰の背骨から足先へ3〜4回ずつ撫でます。

次に逆からマッサージします。
④の尻尾から頭の方へ、⑤の両前足の先から頭の方へ、⑥の両後ろ足先から腰の方へと手のひらで流す様に撫でます。
マッサージしていて「なんかここに熱さが溜まってるかも?と思ったら2〜3回多めにマッサージして、自然に熱が流れていくのに任せて下さい。
シニアワンコにおススメマッサージ
今回は夏の終わりから季節の変わり目におススメのツボマッサージです。
(若いワンコにもおススメです)
※長時間マッサージする必要はありません。数秒でも充分に効果があります。全て行っても15分以内で終わる様にしてください。
※犬に痛気持ち良い感覚はありません。あくまで優しくマッサージしてください。
︎*心臓、肺が心配な子に…肩甲骨周りのマッサージ
背中側の肩甲骨の間には心臓と肺のツボが縦に並んでいます。
優しくマッサージする事で呼吸が楽になったり、前脚に過度に体重をかけて固まっていた筋肉を適度に緩める事が期待出来ます。
背中側だけでなく、胸側も優しくマッサージしてあげてください。
︎*足腰の強張り、四肢の痺れ 引き攣れに…陽陵泉(ようりょうせん)
後ろ足の外側で、膝の下、下の方の外側の細い骨を辿った☆印の辺りの窪みにあります。
肝臓と胆嚢の機能を丈夫にし、関節や腱と、体全体の靭帯を強めると言われています。脚の痺れや弱り、便秘への効果が期待出来ます。
ぐるぐると撫でるか、15秒ほどツボを押さえて下さい。
*足腰の強張り、四肢の痺れ 引き攣れに…臀筋(でんきん)マッサージ
ワンコのお尻の筋肉は写真の赤い丸で囲った場所にあります。
背骨にも股関節にも繋がっていますので、足腰の弱いワンコも元気良く歩くワンコも皆さんケアしたい場所です。
手のひらで優しく皮膚を揺らすようにマッサージしてあげてください。
一年中おススメのマッサージです。






























