健康・病気

ペットの医療・健康 第4回 自宅でできるペットの健康チェック

 ペットの医療・健康

 第4回「自宅でできるペットの健康チェック」


 前回は、ペットの健康診断の項目や、受診の頻度などについて、お伝えしてきました。今回は、自宅でできる健康チェックについて、注意の必要な症状、日々のボディチェックを織り交ぜながらお話していきます。

家庭での診断“こんな症状があったら……”

 犬や猫の体温は38.5℃です。40℃を超えていたり37℃以下になっていれば、できるだけ早く動物病院に相談し、診察を受けましょう。

 犬の健康に関するいくつかのSOSサインを挙げてみますが、このような場合はすぐに診察を受けたほうがよいでしょう。

    呼吸の異常が見られる。

     あえいでいたり呼吸が苦しそう、あるいは呼吸時に「ゼーゼー」「ヒューヒュー」などの異常な音が出る場合は要注意です。呼吸器や肺、心臓などの重い病気の可能性もあります。

    出血がひどい。

     出血があったり、止まらない場合、原因にかかわらず緊急事態と思われます。すぐに出血している場所を探り診察を受けます。

    嘔吐を繰り返す。

     散歩中に外で草などを食べて吐く場合は病気ではなく、犬の生理現象ですので問題ありません。犬は食べ過ぎただけでも吐く動物ですが、頻繁に嘔吐を繰り返すようなら、病気あるいは異物を飲みこんだことも考えられます。血が混ざっていればるなら、口の中をチェックして異常の有無を確認します。異常が無ければ内臓からの出血が疑われます。

    下痢を繰り返す。

     犬も人間のように病気でなくても下痢をすることがありますし、ストレスの場合や、牛乳を飲んで下痢をする犬もいます。いつもと同じ食事をしているのに下痢が続くなら要注意ですが、元気そうで食欲もあるうえでの下痢であれば食事を抜いてみたり減らしてみて様子を見ます。

    血尿血便が出る。

     尿の変化には気付きにくいかもしれませんが、やや黄色く、少しアンモニア臭があるのが正常な尿です。1日以上尿が出ないなら尿毒症の疑いもあります。尿の色が濃かったり薄かったり、濁っていたり、においがきつい場合は要注意です。また、排尿時に痛がっている場合も注意が必要です。ただし、犬が喜んでいるときにおもらしするのは問題ありません。

    行動や様子がおかしい場合。

     ふらついていたり意識がもうろうとしている、震えやけいれんを起こしているなど、通常時とは様子が違うときは病気の可能性もあるので動物病院に相談したほうがよいでしょう。興奮状態、落ち着きがない、動作が鈍くなっているなども要注意です。

元気なときにボディチェックを

 愛犬の体を日常的に触って確かめることで、飼い主さん自身が異常に気付くことができる場合もあります。様子がおかしくなってからではなく、日ごろからボディチェックを行って、次のような点をチェックしておくとよいでしょう。

  • 頭部や首を見て、異常や痛がっている場所はないか。
  • 鼻水が垂れていたり、腫れていないか。
  • 目の上まぶた、下まぶたをめくって充血していないか。
  • 口を閉じさせて唇をめくって見て、歯ぐきの異常などがないか。
  • 耳あかが出ていないか、熱がないか。
  • 肩は左右対称になっているか、しこりなどはないか。
  • 背骨にそって首からなでてみて、骨が突き出している部分がないか。
  • 足首や尻尾が曲がっていたり、痛がっている部分がないか。
  • お腹が腫れていないか。
  • 肛門周辺が便で汚れていたり、できものができていたり炎症していないか。

 これらのポイントがすべてではありませんが、日ごろから飼い主さんが愛犬の体に触ってコミュニケーションをとっていれば異変にも気付きやすいものです。飼い主さんの観察力がペットたちの病気を早めに防ぎ、健康を守ることにつながるのです。

次回は、ペットがかかるアレルギーについてお話していきたいと思います。

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