しつけ・ケア

ペットのトラブル対処法 第1回 誤飲編〈 乾燥剤 〉シリカゲルの誤飲に気をつけて!乾燥剤の種類と対処法

ペットのトラブル対処法

第1回 誤飲編 〈 乾燥剤 〉

       シリカゲルの誤飲に気をつけて!
       乾燥剤の種類と対処法

    


お菓子など食品の乾燥剤、洋服ダンスの除湿剤としても使われている「シリカゲル」
ペットや子供が誤って口にしてしまうことが多いものです。
食べられないように注意することがいちばんですが、もし食べてしまった場合の対処法をご紹介します。

 

 

乾燥剤の種類と危険性

湿気を防ぐために使用される乾燥剤は、成分からシリカゲル・生石灰(せいせっかい)・塩化カルシウムの3種類に分けられます。
 
*シリカゲル
 

 
クッキーや菓子袋に入っている透明な丸い粒状の乾燥剤です。
透明な粒の中に青い粒が入っているもの、錠剤やシートタイプのものもあります。
【成分】
食品添加物としても使われている二酸化ケイ素です。
【危険性】
致死量は15g/kgで少量ならほとんど無害です。
 
*生石灰
 

 
吸湿力があ強く、コストも安いため、のりや煎餅に広く使用されます。
白いゴツゴツした粒状のものが、不織布や紙袋に入れられています。
【成分】
酸化カルシウム
【危険性】
強アルカリで腐食性が強い上に、水を吸収して高熱を発します。
食べると口腔内は糜爛、疼痛があり、胃粘膜は糜爛、出血を起こします。
皮膚に付着するとやけどをしたり、目に入ると強い痛みを伴う角膜炎を起こしたりしますので注意が必要です。
 
*塩化カルシウム
洋服ダンスや押入れに使用されます。
容器の上に白い粒状の薬剤が入っていて、下に水が溜まる構造になっています。
【成分】
塩化カルシウム
【危険性】
生石灰ほどの腐食性や発熱作用はありませんが、同様の症状を引き起こしますので注意が必要です。
 
※脱酸素剤(商品名エージレス)について
 

 
饅頭や生菓子に使われていることが多く、酸素と結合して無酸素状態にして食物を腐らさないように品質を長期間維持させようとする目的です。
成分は鉄剤なので無害です。

 

誤飲したときの対処法

まず最初に、どの種類の乾燥剤を誤飲したのかを確認しましょう!
乾燥剤の種類により対処法が大きく違います。
 
やけどの可能性がある生石灰と毒性の少ないシリカゲル。
シリカゲルは消化管から吸収されないのでほとんど毒性はなく、家庭用の小さな包装単位の量ぐらいなら食べても中毒の心配はありません。
とはいえ、まれに口の中がただれたり、粒状のものの場合、食道の壁に付着して炎症を起こすことがありますので誤飲には注意が必要です。
それぞれの対処法を知っておきましょう。
 
*シリカゲルを誤飲したときの対処法
シリカゲルは、飲んだものの大部分は体外に排出されますが、まれに口の中がただれたり、食道の壁に付着して炎症を起こすことがあります。
少量であれば、水を飲ませ様子をみましょう。
 
*生石灰・塩化カルシウムを誤飲したときの対処法
食べた直後であれば口腔内をよく洗浄し、胃粘膜を保護するために、牛乳をコップ1/4~1杯(身体の大きさにあわせて)を飲ませます。
けっして吐かさないで、動物病院に連れていき、獣医さんの受診をうけましょう。

 

 

犬や猫はなんでも口にするため、中毒を起こしたり異物による腸閉塞を起こしたりします。
飼い主様が十分に注意をして事故から守ってあげましょう。

2016年8月12日掲載

 

ペットのトラブル対処法
第2回 アウトドア編〈ムカデに噛まれたら〉

吉川 奈美紀

吉川 奈美紀

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(きっかわ なみき)

ヨガ・ピラティス・空中ヨガ インストラクター
メディカルアロマアドバイザー

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