しつけ・ケア

犬のボディケア 第4回 作り方は簡単!ハッカ油で虫除けスプレー!

 

犬のボディケア

第4回
夏の虫除け対策 作り方は簡単!
ハッカ油で虫除けスプレー

 

 


夏到来、人のみならず、愛犬の虫刺されが気になる季節です。

お散歩やアウトドアのとき身体にスプレーして使う「虫除け」
お部屋で使う蚊取り線香やスプレーなどの「虫対策・予防」

これらの製品に含まれている成分が化学合成したピレスロイド類などの場合、昆虫に対しての神経毒のみならず、両生類や爬虫類にも影響があるとされています。
哺乳類や鳥類には比較的安全性が高いと言われていますが、揮発成分を吸い込みすぎたり、皮膚に直接接触があったりすると中毒が起こった例も挙げられています。
蚊に刺されたり、ダニやノミが犬につくのも体に良くないことです。
愛犬の健康のために、できるだけ安全な方法で、虫除け対策を考えてあげたいですよね。

 

天然素材で身体にやさしく安心して使える「ハッカ油」で虫除け

 

 

ハッカ油には、ミント特有のスーッとした清涼感があるほか、防虫効果、消臭効果、殺菌効果、リラックス効果など、さまざまな効果があるとされています。
今回は、市販のものより虫除けの威力は落ちますが、安心して使えコストも控えめな「ハッカ油」で作る虫除けスプレーをご紹介します。

【猫・フェレット・小鳥を飼っている方はご注意を】
ハッカ油は、犬の虫除け・ダニ除けなどの対策になりとても便利ですが、猫にとってハッカ油はじめ一部のアロマオイルは天然成分であっても体質的に受け入れられないため、注意が必要です。
猫は、完全肉食動物のため、ハッカ油の成分を代謝、分解(解毒)することができません。
(フェレットや小鳥も同様)
ハッカ油を使う場合、猫(フェレットや小鳥も同様)がいない場所でご利用ください。

 

ハッカとは

ニホンハッカ(日本在来のシソ科ハッカ属の多年草・ハーブの一種。ワシュハッカとも呼ばれる)を水蒸気蒸留して抽出した精油を冷やし再結晶化。その結晶を取り除いたものがハッカ油として販売され、メントールの含有量は30%以上になります。

【ハッカが苦手な虫】   ゴキブリ・蚊・コバエ・アリ・ダニ

 

「ハッカ油」と「ペパーミント(アロマ)」との違い

クールな香りで清涼感がある「ハッカ油」と似ているのが「ペパーミント」のアロマ(精油)です。
「ミント」とは、シソ科ハッカ属に属するハーブの総称。
ペパーミント(西洋ハッカ)、スペアミント(ミドリハッカ)、アップルミント、ニホンハッカ、ジンジャーミントなど、数種類ありそれぞれメントールの含有量が違い、芳香成分の組成も違います。

「ハッカ油」は、二ホンハッカを原料とした精油(アロマ)で、「ペパーミント」の精油(アロマ)は、ペパーミントを原料としています。

「ペパーミント」メントール含有量:40~50%
「ニホンハッカ」メントール含有量:70~80%

ニホンハッカは、メントールの含有量が高いため、水蒸気蒸留をし得た精油を1度冷やし、生成された結晶を取り除き、メントール含有量30%前後にとどめたものが「ハッカ油」です。

 

ハッカ油での虫除けスプレーの作り方

 

 

◎ 用意する物
・無水エタノール(10ml)
・ハッカ油(10~20滴)
・精製水(90ml)
・スプレー容器

①無水エタノール10mlとハッカ油10~20滴を良く混ぜ合わせます。
※ハッカ油は、スポイトなどを使って容器へ入れましょう。
②スプレーの容器に移したら、精製水90mlを加え良く振って混ぜ合わせてます。
③使用する前にも良く振って使用します。

必ず無水エタノールにハッカ油を混ぜて油を溶かします。ハッカ油と水だけだと混ざりにくくなります。
使用期限は約1週間から10日、長くなると香りが変化してきます。

◎スプレー容器について
容器を選ぶ時はハッカ油はポリスチレン(PS)を溶かしてしまいますので
「ポリプロピレン(PP)」「ポリエチレン(PE)」「ガラス製」「陶器」「耐油性」「耐アルコール性」の容器を選びます。

◎スプレー容器の洗浄
容器を石鹸や洗剤で洗浄、数回プッシュしてスプレー部分も洗浄し良くすすいでから消毒をします。
消毒は、無水エタノールに無水エタノールの半分程の水を入れて、抗菌や除菌、殺菌に優れた消毒用エタノールを作り行います。
洗浄したときと同じ要領で、スプレー部分・容器を消毒をします。

 

虫除けスプレーの使い方

精製水を使用したスプレーは、人の肌やペットの被毛に直接ついても安心です。
外に出かける前にスプレーをして使います。
効果を持続させるためのポイント
ハッカの香りがなくなると、効き目もなくなります。
1度スプレーして、虫除けの効き目が1日中や半日、何時間も続く事はありません。
香りがなくなったり薄くなったと感じたら、再びスプレーをしてください。

【ハッカ油を使う時の注意点】
ハッカ油を原液のまま使用しないように!肌荒れの原因になります。
手に原液が手についた時はすぐに洗い流すようにします。
また、念のため皮膚や粘膜が弱くて敏感な仔犬や妊娠中の母犬には、刺激が強すぎてしまう恐れがあるため、使用しないようにしましょう。

その他には
◎コバエ・ゴキブリが出そうな台所・ゴミ袋・エアコン周り・部屋・車の中
◎ダニがいそうな布団・カーペット・畳
◎蚊や虫が入りそうな網戸、玄関

 

虫よけスプレーには、ほかにも便利な使い方が!

玄関や網戸など、虫が寄ってきそうな場所にスプレーすると、虫が家に入ってくるのを防げます。室内での蚊対策にもピッタリ!
さらに、キッチンのゴミ箱に吹きかけると、コバエ対策にもなります。
ハッカ油には消臭効果もあるので、ニオイ対策にもなって一石二鳥!
※持続時間が短いので、こまめにスプレーしてください。
ハッカの臭いはカラスにも効果があります。
カラスがが寄って来るゴミ捨て場のゴミやバルコニーにスプレーするのも効果的です。

また、ダニには100%の殺ダニ効果があると報告もされています。
夏が始まる少し前や梅雨時期から夏前にかけて、しっかり掃除をしていても体が痒く感じる時には、布団やカーペット、畳にハッカ油スプレーをしてみて下さい。
とても爽やかな香りが部屋中に充満してリフレッシュした気分になる上、布団やカーペットからの痒さも治まってくるはずです。

◎ハッカ油の効果
・抗菌効果:メントールに高い抗菌性があります。
・覚醒効果:神経を落ち着ちつかせイライラや眠気・ストレスに効果的です。
・殺虫(虫除け)効果:ほとんどの虫が嫌いなハッカの香りで虫を寄りつかないようにします。
・消臭効果:天然の芳香剤になるハッカは人間とペットにも優しい成分です。
・消炎作用:炎症を抑える
・麻酔作用:痛みを和らげる
・その他:解熱、吐き気を抑える、乗り物酔いの防止

 

 

天然素材で身体にやさしく、香りもキツすぎず、安心して使えるハッカ油の虫除けスプレー!
この夏、飼い主さんと愛犬の虫除けアイテムとして、どうぞお試しください。

2016年7月15日掲載

犬のボディケア 第3回
愛犬の心と体を元気にするマッサージ

吉川 奈美紀

吉川 奈美紀

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(きっかわ なみき)

ヨガ・ピラティス・空中ヨガ インストラクター
メディカルアロマアドバイザー

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