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ペットの心身の健康に主体的に関わる~ホリスティックケア~ 第5回 レイキ-飼い主の手によるハンドヒーリング

ペットの心身の健康に主体的に関わる
~ホリスティックケア~

第5回 レイキ-飼い主の手によるハンドヒーリング

    


 ここ数年、じわじわとその名を耳にするようになったレイキ。もともとは日本発祥のハンドヒーリング法だということをご存知でしょうか? レイキは日本で学んだ日系米国人の手によってハワイで根付き、ヒーリングが盛んなアメリカ本土に渡ってから急速に広まりました。逆輸入という形で日本に入ってきたのは、ごく最近のことに過ぎません。

レイキって怪しくない?

 レイキは漢字で“霊気”と書きます。この文字を見ると「何か怖いもの?」「怪しい宗教?」と誤解されることが多々ありそうですが、ご心配なく。日本では昔から“霊”という文字を「尊いもの」という意味で使っていました。富士山を“霊峰”、きれいな岩清水を“霊水”と呼ぶのも同じことで、“霊気”とは尊い気というほどの意味。幼い頃、痛むお腹にお母さんが手を当ててくれるだけで回復したという経験をお持ちの方はいませんか? 日本では昔から病を癒す行為を「手当て」と呼んでいました。まさしく、それがレイキです。

レイキへの関心の広がり

 日本ではまだ「怪しい民間療法」として軽んじられがちですが、欧米では科学的な研究の対象とされ、その効果も認められつつあります。例えば米国では大学病院の多くでレイキ施療が行われています。ハーバード大学ウエルネスセンターでは、レイキでの施療に加えてレイキの使い手となるためのアチューンメント(伝授)を受けることが出来ますし、米国を代表する総合病院であるベス・イスラエル(ニューヨーク)やコロンビア大学付属病院(ニューヨーク)、テキサス州立大学付属病院(ヒューストン)でもレイキを使ったセラピーが行われています。

レイキを自分のものにするには

 レイキの素晴らしいところは、アチューンメント(伝授)さえ受ければ誰でも使えるということ。もちろん、西洋医学を否定するものではなく、治療の邪魔をすることもありません。生きとし生けるものを隔てなく癒すことが出来、必要な道具は自分の手だけという手軽さも魅力です。今回は、レイキティーチャーとしても施術家としてもご活躍の木野村なぎささんにお話を伺いました。おまじないのように思われがちなレイキを、より現実的な“使えるツール”として伝える努力をなさっています。また、動物病院の獣医師と連携して、動物の体の仕組みに応じた施術の方法についても研究されています。

‐まずは、木野村さん自身のレイキとの出会いについてお伺いします。

我が家の飼い猫・ピリカの体調不良の際、ヒーラーに施術をお願いしたのがきっかけです。ピリカは多頭崩壊現場からレスキューした当時推定年齢1歳だった雌猫ですが、見るからに生気がなく置物のように動かない子でした。獣医師の診断は、前庭疾患・ホルモン異常というもの。常に眼震があり両目は見えていない状態でした。通院を重ねても薬が増えるだけで一向によくならないと落ち込んでいたときにレイキのことを知って。私自身は西洋医学信奉者でヒーリングの類には懐疑的だったのですが、「薬漬けになるよりは」というくらいの軽い気持ちで施術を受けました。遠隔での施術ということでますます怪しかったのですが(笑)全く動かなかった子が最初の施術でケージから出て来ました。次には他の猫たちと一緒に走るようになり、そのうち「もう走らないで!」というくらい元気になって。聞けばレイキは誰でも習えるというので、だったら私も…というのが最初です。今は私が施術していますが「せめて温かいところで死なせてやりたい」というほど元気がなかったのに、その後一度も体調を崩すことがなく、6歳になった今も元気にしています。

‐レイキとはなんでしょうか?

自然に存在する“気”ですが、科学的にはまだ研究されはじめたばかりです。でも“気”というものがあるのは、皆さん感じていますよね。“元気”や“病気”がどういうものか、私たちは知っています。時には“殺気”を感じることも。命あるものをより生き生きとさせたり、力を失わせたり…ということに気が関与しているということを、なんとなく感じている。レイキとは、目には見えないけれども私たちの生に深く関与している“尊いエネルギー”だと考えています。それがあるからこそ身体や心を健やかに動かすことが出来る。そして、それがなくなることが“死”ではないかと感じます。

‐レイキで何ができるのですか?

手を当ててエネルギーを流すことで、病気を未然に防いだり、体調を整えることが出来ます。使う頻度や練習次第で、自分自身やペットの体の「ここに滞りがある」ということを見つけられるようになる人もたくさんいるんですよ。例えば、猫の飼い主にとって腎臓病は身近な問題ですが、腎臓は症状が出るまでにすごく時間がかかります。でもレイキを学ぶと、手を当てることで腎臓の不調がわかるようになる人がたくさんいます。未病の段階で自宅でケアすることができるんです。体調不良に関して獣医師の診断を仰ぐことはもちろん重要ですが、通院が強いストレスになる動物には家である程度のケアができるという意味は大きいと思います。

‐目の前にいなくても、遠隔でヒーリングできるとのことですが?

私も最初は怪しいと思いました(笑)。ただ実際、遠隔ヒーリングで問題が改善されています。フロイトやユングが「集合的無意識」と呼んでいるものがあります。私たちの肉体はひとつひとつ個別のものですが、心理的側面から見ると、全ての人間は無意識の奥底の領域で繋がっているという考え方です。「虫の知らせ」とか「噂をすれば影」とか、私たちも時々知るはずのないことを“既に知っている”ということがありますね。 レイキも、無意識の領域で繋がることで届くのだと考えています。私自身はあまり難しく考えず、遠隔で施術したケースも結果が出ているという事実を大切にしています。

レイキで症状が好転した例
ケース(1)大阪府のK.Mさんのジャンガリアンハムスター“さくら”(オス・1歳)
活発で人懐こい性格。一度も人を噛んだことがなかったのに、常にイライラと落ち着かない様子を見せ、噛み付くように。目がらんらんとして明らかに異常。問題なく一緒に過ごしていた同居ハムスター(オス)とも喧嘩をするようになった。木野村さんの遠隔レイキを5日間試したところ、常時あったイライラが初日から収まった。ヒーリングの終わった今は異常という感じはなく、ほぼ以前の状態に戻ったように見える。

ケース(2)東京都のA.Oさんのミニチュアピンシャー“とと”(オス・3歳)
生後半年くらいから掻きむしりにより脱毛。いくつもの病院で診察を受けたが原因はわからず。アレルギーやホルモンバランスの問題では?と指摘されて投薬を受けるが症状は全く好転せず。昨夏レイキのアチューンメントを受けて自分で施術したところすぐに掻きむしりがなくなり、1ヵ月後にはきれいに毛が生え揃った。

‐動物病院との連携を模索中とのことですが、内容を教えていただけますか?

ホリスティックケアに理解の深い、埼玉県桶川市のフェアリー・ペットクリニック(http://fairy-pet.com/)院長の野島優子先生にご協力を仰いでいます。まずは野島先生が必要と思われる動物の患者さんに、飼い主様に承諾いただいた上でモニターという形でヒーリングさせていただく予定です。効果などを検証し、ゆくゆくは飼い主様がご自身でケアできるようレイキ講座などもできればと考えています。レイキはもともと人のためのヒーリング法。臓器や神経の機能や役割は人間も動物も変わりませんが、骨格には違いが有ります。人間用の手の当て方を動物の骨格に合わせて起こしていく作業でも、野島先生にご協力いただいています。

‐どのようにすれば、レイキを使えるようになりますか?

もともと誰でも微量のレイキを発していると考えられていますが、アチューンメント(伝授)を受けることによってより効果的に使えるようになります。

‐レイキ講座はたくさんありますが、選ぶときの注意点はありますか?

レイキは通常、ファースト・セカンド・サードと3段階の伝授がありますが、1日で全て伝授するところは避けたほうがいいと思います。伝授では歪みのあるところが調整されるので、多くの人に「だるい」「眠い」という好転反応が出ます。1日では体に負担がかかりますし、逆に何も体に変化がないとすれば本当に伝授されているのか疑問が残ります。翌日から人生が変わるというようなミラクルを強調するところも避けましょう。奇跡があるわけではありません。また、ある程度効果を出すためには練習が必要ですから、練習会などのフォローアップ体制がしっかりしているところを選ぶことをおすすめします。


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木野村なぎささんプロフィール:

 約25年、カウンセリングの仕事に従事。猫の保護活動によって次々と家族に迎えた愛猫の体調の変化や死をきっかけに、アニマルコミュニケーション、レイキなどのヒーリングを学ぶ。アニマルコミュニケーター・レイキティーチャーとしてPlatform ones-oneを主宰。レイキをはじめ、ペンデュラムを使って簡単に動物と飼い主がコミュニケーションを取る方法など、各地で講座を開講。
HP:http://reiki.jpn.com/ http://ones-1.com/ 
blog:http://ameblo.jp/1s-one/ http://ameblo.jp/ones-1/ 

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